[盛和塾] 機関紙マラソン 75号


[盛和塾] 機関紙マラソン 75号

目次

真剣に経営に取り組もうとするなら、経営に関する数字は、すべていかなる操作も加えられない経営の実態をあらわす唯一の真実を示すものでなければならない。損益計算書や貸借対照表のすべての科目とその細目の数字も、誰から見ても、ひとつの間違いもない完璧なもの、会社の事態を100パーセント正しくあらわすものでなければならない。

【気付き】

数字がはっきりわかることは常に大事です。
何でもそうですが、ガラス張りに情報がわかればその行動や結果や理屈も納得できます。

最近ですが、ちょっとしたスポーツ関係の仕事相談がありまして聞いたのですが、
楽天がスタジアム改装したりして球団で利益を上げているんですが、それまでは球場1回1000万~2000万かけて試合を60回くらいして9億くらいのコストだったそうです。
そこを、年間5000万で貸切、広告を自社で販売してネーミングライツなど売って20億円の利益を得たという話です。

メジャーのやり方見て改善したそうですが、こういうのも全部数字の事態を把握したところから。
いちおう仕事柄広告会社の経営してるとこういった方面の鼻が利くようになってきました。

塾長講話[第66回]

二代目社長は現場に出向け。

私は創業者です。ですから、会社を始めた当初は、ここに書いてある通り、末端の仕事にも携わりました。製造現場には十七、十八人ほどいましたが、事務部門には経理担当者と総務担当者の二人しかいませんでしたし、営業担当も二、三人しかいません。そのため出社時、門の前の庭が汚れていれば自分で常を持って掃除をしましたし、便所が汚れていればその掃除もしないわけにはいきません。

「このような研究の場合には、もし最後に入れる薬品の調合、量を少しでも間違えば、一週間、一カ月間で、せっかく九九%まで成功しかけていても一瞬にしてフイになってしまうわけです。

ミクロを理解するためには、経営者、リーダーというものは、どんな些細なことにも全神経を集中して注意するということを習い性としなければなりません。

売掛金、買掛金の管理「営業は通常の営業活動はもちろんのこと、売掛金の入金まできちんと責任を持つというのが原則である。売掛残高の管理は、別の営業管理という管理部門が行い、残高の明細を営業に報告して契約通りの入金をうながすとともに、滞留しているものについてその原因と対策を明確にし早急に解決するよう指示する。

「私がやっている仕事は社会的な価値があるのだ。お客様に喜んでいただいているというすばらしい仕事をしている。だからこの仕事に情熱をかけているし、生きがいを感じている」このように自分を位置付けるのです。それは他人(ひと)がしてくれるものではありません。皆さんそれぞれが、そこに自分の気持ちをもっていくことが大事なのです。

【気付き】

現場が最も楽しい、と感じるような現場にしないといけない、と思います。
数字もいいんですが、数字達成したらどうなる、とかどう変わるかを話してくれるほうが楽しいはず。

この仕事をすればお客さんがこう喜んでくれる、そんなことを話すリーダーに意図的になります。
そういったわくわく話を頻繁に。興味あることこそ人間が最も行動の原点になるのだから、ミクロに注力するのも大事だからこそ、ミクロに注力することによって
得られるものは何なのか、という視点を常に忘れない。

稲盛塾長夜話

モノではないのです。ネタは何でも「いいのです。立派なモノだから成功するのではなくて、どのように創意工夫してビジネスとして仕上げていくのかということが大事なのです。

源氏が平家を打ち落とした一ノ谷の戦いでのことです。源義経が鶴越の崖を馬で駆け降りようとしました。ところが、重い甲冑を着ているので、部下たちは躊躇していますし、馬も足がすくんも、小さいでいました。そのとき義経は、鹿の足跡をみて、「鹿も四つ足、馬も四つ足。降りられぬことがあるものか」というわけです。そしてムチをひとつ入れ、真っ先に崖を駆け降りていきました。「馬も四つ足、鹿も四つ足なのです。他人(ひと)ができることを、自分たちができないわけ=大事がありません。さきほどこちらで開発された清よく話し涼飲料水をいただきましたが、他社の栄養ドリンクが成功しているならば、うちは後発かもし戦いでのれないが、創意工夫をして、もっと成功できる駆け降りよと思わなければならないのです。

【気付き】

創意工夫してビジネスを積み上げる、これはすごくすごく感じます。

かつてのレンタルビデオ業はビデオ自体が1本いくらなので仕入れ自体が全部経費になって資産計上しない、だから節税とFCで営業回れた、話などまさにこれ。
そして在庫増えるので店舗展開も速く、含み資産で売れるそうで、そのような流れからレンタル業から DMMとかツタヤとかが生まれて、Tポイントとか書店とか
「レンタルで得た何が売れるのかわかる仕事」を展開した凄さがあります。

誰かができることは自分もできる。
レンタル業を始めた「嗅覚」は自分にもあるはず、そんなことを意識します。

われ虚心に経営を語る 大島千明〈秋田〉㈱無限堂 代表取締役社長

経理がわかっていらっしゃるものです

「いま私も、京セラグループの京都と鹿児島にあるホテルを経営しています。ホテルには洋食部門、和食部門、中華部門、喫茶部門亦在2主すが、私がそれぞれの部門の決算を月次で全部見て、それでもって材料費比率を指示しています。

大事です。私としては30%くらいが妥当だと思うのですが、どうしても三七、八%くらいになっているところがあり、これでは危険だといっています。

【気付き】

粗利率の計算方法に関してです。
30%は飲食でよく聞きます、じゃ他の業界はどうか、自社はどうかですが、
他社比較でもそうですし、究極的には数字を下げれるのなら下げ利益を出せる努力を惜しまない、が大事です。

宇野 進〈京都〉宇野薬品㈱ 代表取締役

平成の時代に入ると、医薬分業にますます拍車がかかってきました。平成八年には医薬分業率が全国平均で三%になり、その十年後の現在では五〇%を超えています。病院で院外処方愛をもらい、近くの薬局で調剤してもらうことは、もはや日常的であり、街中で調剤薬局を見ることは珍しくなくなりました。

京都の古い伝統産業によくみられるのれん分けのようなかたちで、宇野さんの資本金で会社をつくり、一部の株を持たせて共同経営者になってもらうことで、社員の独立志向を「満足させています。同時に、自分の会社なのだ「から頑張りなさいと、モチベーションも高めていいい着想だと感じました。

【気付き】

今はネットの業界にいますが、昔はこの分業からの市場の発展があったんだなと、感じます。
薬局経営の方も多いので感じるのは、あくまで自分の感覚ではあるんですが、「乾いた雑巾の水をさらに絞って利益を出すような」業界ではないのかな、という感覚です。
社会が要求し市場が伸びているところ、ではあるのかと。

のれんわけなどもわかるのですが、そういった成長産業に乗っているということもある意味大事ですが。

ブラジルの地でフィロソフィ浸透に努力する

私が知っている日本人移民の先駆者たちは、たいへん厳しい労働に耐え、さまざまな困難に直面しながらも、常に正直、誠実で、ブラジル社会から賞賛され、認められているというものだ。しかし、彼らの遺産として子孫に残された日系企業のほとんどが倒産してしまっている。これらの会社を経営するうえで何が欠如してい「たかは一目瞭然である」

【気付き】

個人的にこのような異国で活躍する方の話は大好きです。
そして新卒5年目くらいまでなら、老獪な経営者や腕力と知力で毅然と振舞うマネージャー相手にぶんぶん振り回されながら仕事して、
「絶対に力つけてやる!」と思い仕事しないと実力なんてつかないような気もするんです。新人が定時で帰ってどうすんねんと。

ちょっと前に面白い記事があったのですが。

ブラジルW杯決勝でアルゼンチン代表の敗北を現地で見た岡田武史が印象的な言葉を放つ!
http://football-action.info/?p=952
絶対に許さない、絶対に許さない、何としてでも這い上がってやる、この気持ちはアスリートや経営者には必要なのではと。

あの日あの時 稲盛和夫氏

一千億円の話は、稲盛最高顧問から直接伺いました。当時、剰余金などが一千五百億円ある。うまくいくかどうかわからないので、全部ではなく、その三分の二だけ使わせてくれということでした。

素人集団を率いての立ち上げはご苦労が多かったのではありませんか。小野寺逆にいえば、若い連中でもやらせれば、やれるということです。稲盛最高顧問は若い人たらに「一度しかない人生だから、このすばらしい可能性に挑戦しよう」と訴えかけておられました。

【気付き】

千載一遇のチャンスにどれだけの投資を必要とするのか、視点で深い学びがあります。
500億をまず置くこと、撤退可能にすること、人材は若い連中でも可能だということ、むしろ後がないくらいのほうが若い連中にはいいような気もします。
リクルートは1年に1つは必ず事業化を図るといいます、そのくらいに事業成功は難しいけど突っ込むときには突っ込むのは大事。