[盛和塾] 機関紙マラソン 74号


[盛和塾] 機関紙マラソン 74号

塾長講話 アメーバ経営にはフィロソフィの共有が欠かせない

また別途、そのアメーバに所属する全員がそ の月に働いた総時間を算出します。
この総時間も、定時間、残業時間、部内共通時間(部内共 通部門の時間)、間接共通時間(総務、経営管 理などの各工場の共通部門の時間)と細かく分けられています。

「付加価値をこの総時間で割れば、その月は一 時間当りいくらの付加価値を生み出したのかわかります。これをアメーバ経営では「当月時間当り」と呼びます。
「アメーバの業績は利益の絶対額ではかるのではありません。一時間当りいくらの付加価値を生み出したのかで評価されるのです。

【気付き】

広島にマエダハウジングさんというリフォーム業で広島で1位の会社があります。

https://www.maedahousing.co.jp/
http://www.reform-online.jp/news/reform-shop/12064.php

大阪のリフォーム業者さんが「マエダさんは1人あたり生産性、時間当たりばちっと見てやってるすごい数字も人も社長もいい会社」

とべた褒めされてて、塾生でもないですし、知り合いの会社さんも塾生ではないのですが、いい会社の当たり前基準に「時間当たり付加価値」があるように感じます。

もちろんこれだけ学んでいるので自社でも意識的に取り組むように、見える化、俯瞰逆算、PDCAで進めています。

澤田栄一(岐阜 (株)マルエイ 代表取締役社長)

澤田さんは、お父さんの後の大変むずかしい経済環境のなかで素晴らしい経営をされ、会社をさらに立派に発展されています。
皆さんも感じられたと思いますが、企業経営を行う上で重要なのは、社員と心がひとつになっているかということです。

社員はともすれば、なるべく楽な仕事で高い給料を欲しいと言います。このように、雇っている人間と雇われている人間の意識は全然違う わけです。

【気付き】

これは当たり前のこと、楽して稼ぎたいは否定はできません。ただ採用とミドルマネジメントしっかりできてくれば
「楽あれば苦あり」とわかってたり、「仕事を通じて心を高める、価値を見出す」ことなどが浸透できると思います。結局は自分以外の教育や考えを変えていくこと。

創業時は営業で必死ですが、事業が立ち上がってくると、組織作る経営力が必要、心を1つにできるかも経営力、今は20名くらいになってきたので経営力がんばります。

森 清市(大阪 豫洲短板産業(株) 代表取締役社長)

当然この二、三種類のステンレスは物量がいのですが、他社も在庫を持っていますので に過当競争にさらされます。
わが社は、その八○%を捨てて、残り二○%の特殊な物量の少ない、いつ注文が来るか分からない鋼種に特化しました。売り先も同業者に特化し、売上の九五%が同業者同業者からの注文です。さらに売り歩く営業をやめて、買いに来てもらう経営スタイルを取っています。

「豫州にしかない在庫」「豫州でしか間に合わな い短納期」「豫州なら安心な品質」。これらを徹底追求することによりオンリーワン企業をめざしています。またサービスの面でも徹底した差別化を実行しています。

【気付き】

豫洲さんの話は大和なのかどこかなのか、でも聞きましたが
同業者に卸す、同業者ができないことをやる、それも高品質・かつ迅速、これは視点が大事です。

クレアネットでも他社ができない仕事を結構やってます。システム開発や短納期仕事など、ここに市場がある、参考になります。
どぶいた営業で対面営業がんがんもいいんですが、市場が飽和してくると「しないこと」の明確化が必要になってきます。うちでも大きな会社さんの制作チームとして
完全黒子の仕事やってますが、「しないこと」を決めてます、夜な夜な対応や対面もしない。これ大事。

松井研三(渡良瀬 (株)プリオコーポレーション 代表取締役社長兼CEO)

「このときに強く感じたのが、「アイデアというものは、現場でのお客様の声や、時には不満から生まれる。現場というものは、多くのお客様
の声からなる貴重なアイデアの宝庫なのだ」と いうことです。

「三つ目に、社員のご家族を各店にご招待し、「家族感謝食事会を開催するようにしました。今 ーでは毎年恒例となり、最近では全国各地から千
人近いご家族の皆様に参加いただき、私どもの 応援団になっていただいています。

【気付き】

効率など考えて経営しますが、スタッフ同士、ご家族同士、メールだけと違って電話や会うことができると話が広がりやすくビジネスチャンスにつながることが多々あります。また家族会などは仕事外の雰囲気を知るにも役たちますし、
メールチャットだけでないコミュニケーションもすごく取れたりもあります。そのへんすごく意識的にしてる気がします。プリオさんなんかは正に直接会ってのコミュニケーション、最終はやっぱりここです。

河村京子(北大阪 (株)ラミール 代表取締役社長)

時間は夫の介護に費やすものの、夜や日曜日は私一人での介護になります。主人には倒れる直前まで若い彼女がいたことも分かり、結婚の約束までできていました。
この八年間の介護の日々は精神的にも肉体的に限界となるときもあり、壮絶な日々でした。塾長からは「どんなに苦しく、理不尽で、その時には感謝できないことであっても、
感謝しなければならないことを知っておくことが大事だ」
と教えていただきました。

【気付き】

読んだ瞬間「うわ!」と感じました。これは大変です。
ご家庭の不和はきついです、それなのにそのことも受け入れて
介護に取り組みつつ事業も経営を行う、頭が下がります。

佐々木晋一(京都 サンポー食品(株) 代表取締役社長)

ユーザーであるファストフードや大手のメニューの値段に影響しま
ですから佐々木さんの会社では、どれだけ原料が高騰しても、春と秋の二回、値段を見直す
だけで、年間を通して一定の価格で販売することができる

実は私は、この仕入れの原料にリスクがあり ながら一定の価格で納めていることが、付加価値の源泉なのだと思います。
リスクを少なく利益率を高める 「経営の原点十二ヶ条」に「値決めは経営」と いうのがありますが、あなたのビジネスほど、

【気付き】

値決めは経営。

野菜を切って卸すこともすごく価値のあること、ねぎを切って卸すだけで数億やってる京都の会社もあります。
高付加価値とか市場が成長とかそんな話で事業のよしあしが決まるわけではない、いいときも悪いときもちゃんと
卸して安定供給を値段相応で卸すことは相手にとってはすごく価値があること、本当にそう思います。

夏原平和(滋賀 (株)平和堂 代表取締役社長)

たとえば、平和堂の夏原さんは、一万人のパ ートの皆さんにまで、
私の『生き方』という本 を配っておられます。
社長であるご自身自ら 『生き方』に書いてあるような考え方で会社を
経営し、人生を歩んでいこうと思われている。

そして、パートを含め社員の皆さんもぜひこれを読んで、
自分と同じような考え方になってほ しいと思われてお配りになったのでしょう。
そうすることによって、ともすればバラバラになりがちな経営者と従業員とのあいだに一体感が出てくる。
そして運命共同体のような団結心が生まれてくる。これが企業経営の要諦だと思います。

私はトップもふくめて、フィロソフィを反芻しながら、
それを忘れないように全従業員と学んでいくことが、企業が発展していくうえで大切だと思っています。

「とくに夏原さんのような業種の場合にはパートさんが主になります。ですから、パートさん
をふくめて全員でフィロソフィを共有していこ
うと努力し続けている企業は、私は今後とも安定して発展していくに違いないと思っています。

【気付き】

パートさんは仕事のやりがいや意義などあまり意識せずに
「近いし時間も都合いいからここで働こう!」が大半の気持ちではあるのですが、
けど仕事の意義ややりがいを伝えれば、気持ちをこめて仕事に取り組んでくれるものです。

パートさんも社員もみんなが同じベクトルを向くようにすること、
4000人の会社社員でも同じだと、そんなパワーが必要です。

二宮邦和(ブラジル イハラブラス化学工業(株)代表取締役社長)

「問題は、新しい商標で登録し直すか、それと
も既存の「弱いイメージ」の商標のままでいく
かの選択でした。私はあえて、従来の商標で再挑戦することを決断しました。

「なぜならば、安易な道を選んでいたら進歩がないこと、
大手の農薬会社ができなかったこと を我々が実行するチャンスであること、
マイナスイメージを隠すことなく正々堂々と商品の特長をお客様に訴えて再挑戦することが、
フィロソフィにもとづく考え方だと思ったからです。

【気付き】

ハイパーインフレのブラジルで、驚異的な売り上げと利益率の二宮さん。
道が同じくあれば厳しい道を選ぶ、この考えを持って挑戦する姿勢は参考になります。

山高くても道険しくてもそれが経営、
そんな意識は常にトップが持たねば。

山下孝一(東京 幼児活動研究会(株)代表取締役社長)

私も会社経営を始めて思ったことは、人の心 はうつろいやすく、
はかないものであるけれども、一度信じあえた心というのは、
たいへんつよいものになるということでした。ですから、どんな苦労でも共にできるという強い心のつながりを求めて
経営していこうと思いました。

【気付き】

幼児活動研究会さんここから上場まで進んでいます。
https://profile.yahoo.co.jp/independent/2152

社長のコメントは少し謙虚ですが、「社員に夢見せてやらないと」からようやく志がたってくるというのはすごくわかります。
1人のほうが楽、雇用は面倒なこと、もすごく身に染みます、だからこそ、社員を雇用していくうちにフィロソフィーも大事、
会社のビジョンも大事、となった理由も痛感です。

盛和塾での学びは「人を雇ってその人の家族や人生の責任背負ってようやく見える」ような気が気が・・。
もちろんわかる人や気付く人もいるのでしょうが、私はそんなものです。