[盛和塾] 機関紙マラソン 69号


[盛和塾] 機関紙マラソン 69号

塾長講話[第60回] 西郷南洲に学ぶ克己心

素晴らしい徳を備え、人望のある人を重要視しなければならない。これは経営の要諦です。

「10%の経常利益が出ないようでは、企業経営をやっている意味はありません。10%くらい出なければおかしいのですよ」と、厳しいことをいっています。

人間というものは、いくら自分自身を戒めて、自分を見失わないようにしようと思っても、環境がそれを許さないのです。

人は事業を始め、十の内の七、八までは一生懸命に頑張り、成功させることができます。しかし、あとの二つ、三つまで仕上げることのできる人は少ないのです。

各塾で繰り返し勉強して、「もうこれは何回も聞き、何回も勉強した。もう十分だ」と思うかもしれませんが、さらに繰り返し学ぶことが大切なのです。

【気付き】

学びは実践の繰り返しでようやく血肉化されるので、昨日学んだから今日学ばない理由はなく日々勉強、死ぬまで学び、と思います。
常に謙虚にそして誰よりも努力を行う、事業はまだまだですが、今でもそう思います。

ちなみに私先日で40歳になりました、不惑四十。30歳に起業、三十にして立つ。
経営を学び毎週記載してますが、やはり文字にする、言葉に発する、アウトプットは常に大事で、これからも迷わずに、
いい経営をして関わる人みんながハッピーになるような、そんな仕事に専念していきたいと思います。

次は五十にして天命を知る。40歳代が最も楽しい期間だそうですので、しっかりがんばります。

稲盛塾長夜話 塾長例会二次会問答

社員に給料もボーナスも払っています。ですから、みなさんについていくという連中がいなければおかしいのです。そのような関係をつくらなければ、会社というものは立派になっていきません。心と心が通じ合った一体感のある社会を
つくっていかなければならないのです。

社長に惚れこんで、ついてきてくれる人間をつくらなければならないのです。

【気付き】

結局社長がどれだけ周りに惚れてもらえるかどうか、これに尽きます。

惚れてもらうには言葉も大事、教育も大事、心の機敏を感じるのも大事、愛情も大事。

人間として尊敬してもらえるような行動や結果を出すことが大事。今回の冊子のように塾長は仕事をしっかり
やり、さらに個人資産で京都賞設立など、ぼくが見ても「すごいなあ」なので、そんな人物にならねば。

不惑四十。迷いはやっぱりなくなりました。

田中安隆〈滋賀〉(有)カインド 代表取締役社長

私は盛和塾を通じて、そういう方々に、経営とはどういうものなのか、人を治めていくにはどうしなければならないのか、というお話をしています。

「衣食住を足りて礼節を知る」といいますが、少ない給料で年中ピィピィしているようでは、社長としての責任は果た
せないと思います。立派な業績を上げて、社員の待遇もだんだんとよくしていかれるわけですが、やはり社長は社長ら
しい給料を取るべきなのです。

それは、私利私欲ではありません。社長としての矜持(きょうじ)、つまり節度を守っていくためにも、ある程度の裏
づけがなければなりません。

【気付き】

あまり触れない社長の矜持に関して話されています。

前に坊ちゃんみたいな髪型やめなはれ、みたいなことを書いた塾長のコメントがありましたが、それと同じく。
ある程度の節度を守るには、ある程度の裏づけが必要なので、自分もその辺は意識的に行うようになってきました。

別に収入が300万でもいいんでしょうが、やっぱりそれなりの社長の収入などは必要としますし、
スタッフもその辺納得するような、多少は憧れるようなものでないとあかんというのは強くあります。

清貧もいいんですが、そこは「ある程度」。特に服装や身の回り備品などは「ある程度」は強くわかります。

奥 義昭〈山口〉栄運輸(株) 代表取締役社長

三年間は地獄絵図の毎日でした。オルグが押しかけ、誹謗、中傷、恫喝、あらゆる手段を使って大声で罵り、机を叩き

、非常識な要求をのまなければストライキだと脅しをかける。車庫には赤旗、糾弾幕が張りめぐらされ、お客様にビラ

もまかれました。

昭和六十一年、岡山県で当社の全面過失による死亡事故を引き起こしてしまいました。

通夜の晩、呵責の念に苛まれて半狂乱になった運転手が自殺をはかろうとしました。

その後の数年間は膨大な損害保険料にも苦しめられ、まさに修羅の道が続きました。

【気付き】

これは凄まじい経験だと思います。
そしてこれだけの経験は本当に大変だったと、自分のことのように辛くなってきました。

クレアネットでもお客さんのところに車でいく事はありますので、もし事故した場合には
そして人をはねてしまった場合などは、会社の責任個人の責任、全部が急に降ってくることになるから
くれぐれも注意して、といいます。

また自転車でも誤ってお婆さんにぶつかったり、などのケースもいいますし、新人にはもしそのような自転車事故の
ケースでは、入社1週間だろうが5年だろうが使用者責任で会社責任だから、下手すると会社ふっとぶことも可能性として
ある、それが会社社員としての責任、と説明したりもします。

なので、運転手の方も社長も本当に大変だったでしょうし、ただ、これも経営、と強く感じます。
宮田世話人の話はよく聞きますし、DVDでも見ましたが、本当に辛いことです。

経営の研究 釜野孝治〈中海〉城東化成(株) 代表取締役社長

同社の歴史は、完成品メーカーの厳しいQCD(品質、コスト、納期)要求に応え続けるものだった。他の下請企業が
しり込みする仕事を引き受け、ものにする。高品質な部品を安定的に供給するサプライヤーとして完成品メーカーの信
頼を培い、オムロンや松下電器の品質管理賞を何度も受賞した。

「新しい製品を次々と受注していかなければ、われわれの会社は立ち行きません。売上の一割以上を新製品で占めないと、売上は絶対落ちてしまいます」

【気付き】

下請けでも改善を行い、QCDで品質向上をあげて受賞まで受けた会社さん。
稲盛塾長も起業当時はパナソニックさんから値下げとかハードな交渉を多々受けたと書いてましたが、
これをハードと思うか、これを乗り切ればすごく成長できる、タフになる、と考えるかは考え方。

振り返ればその歴史がないと会社も人も成長はない、と思います。
そしてやりきる、戦う意思さえあれば必ずできる、すぐできる、これは今でも変わりません。戦う意思。
創業者がファイティングポーズとれば絶対できます。

経営の研究 石川邦紘〈佐倉〉㈱石川自動車工業 代表取締役社長

「無断欠勤は許しません。当日欠勤が多い人は要注意です。」

『明日仕事がなくてもいいから、今日の仕事は今日のうちに終えろ』とみんなにいっています。

ぼくが考える理想的な人は、「見える」「選べる」「行える」という三つが揃っていることです。

「見える」といっても、自分の世界が見えるだけではありません。まったく違った世界のことが見える人は稀です。

「選べる」ことができる方です。人を選ぶとか、事業を選ぶとかといったことが、とても上手です。

「行える」こと。これもまた、事を起こすと決めた時は早いのです。

【気付き】

すごくわかりやすいルールです。

全員で取り組む組織価値の創出、とかよくわからない言葉や伝わらんスローガンよりも

「電話来たら即日対応必須。相談は24時間以内にまず何でもいいので調べて返信」

とかルールを決めるほうが人は動けます、ので、結構ルール決めを率先しています。

楽天なんかは出店資料請求したら2分以内に必ず電話する、ルールがあると三木谷さん書籍にあります。
宿題は必ず土日にやる、遅れたらペナルティを月曜日付け加えて、やる、
みたいなルールだけを厳守のほうが強制的ですが習慣化して学ぶようになる、など教育のスタイルありますが、
これもある意味納得。忘れて行くと多重債務者なるんですが、このルールに従い慣れると習慣化、普通になります。

このルールを作るのが経営かと。

あの日あの時 稲盛和夫氏 広中平祐 京都大学名誉教授

京都賞の賞金は五千万円の大金です。ぼくなど最初、五千万円もああれば、それを数十人の学者に配れば助かるのにと

思っていました。そうしたら稲盛さんが「学者というのは、貧乏ではないけれど、急に何千万のお金が入る職業ではな

い。そうした賞金が入れば、きっとその家族も喜ぶだろう」とおっしゃいました。

最終的に教育は愛情だと思います。それは、会社に対する愛情でも一緒です。

【気付き】

京都賞の話。

ちょっと調べました。

生理学・医学賞の大隅教授も4年前に受賞 これまでに計8人
https://style.nikkei.com/article/DGXMZO07976680U6A001C1000000

すごいです。ついでにこの日系記事にあった塾長エピソードの
「灰皿が飛ぶなんてざら」
「3時間のはずの会議が3日間続くこともあった」これもすごいです。

財団を作り母校の鹿児島大学に寄贈したり、京都賞作ったり、など経営だけでなく人類の進歩のために
という姿勢もすばらしいです。私もまだまだですが、得た個人資産は墓場には持っていけない、と祖父など
よく言っていたので、このような立派な行為をできるところまで早く器を大きくせねばと思います。

もちろん経営をよくすることが大前提で。