[盛和塾] 機関紙マラソン 61号


[盛和塾] 機関紙マラソン 61号

経営体験発表 針谷了様 湯元館 代表取締役社長

「利益は目的ではなく、ご褒美だ」ということです。

わが社の目的は、お客様の感動や満足であり、それを得るために一生懸命にがんばり、創意工夫することで得られる
全社員の心と能力の向上です。その結果、お客様から「利益」という心のご褒美が得られるのです。

一律一五%のサービス料という習慣は、旅館・ホテル業の料金の不透明さの象徴です。

組織は人、人はモチベーションです。モチベーションを最も下げるのは社長です。

私は数年前より、「社長の約束」を社員に示しています。わがままになりがちな自分に腹がたち、自分で縛ることにしました。また売上・利益を言い訳にしない為にホームページで決算書を公開しています。

社長は「母親の愛情より、父親の愛情で社員に接した方がよい」と思います。盲目的な母の愛ではなく、生活の基盤となる給料を保障し、優しさだけでなく、厳しくして成長を願い、いざというときに頼りになる父親の愛情こそが必要だと思います。

塾長の話に「後ろで指揮するのが良いか、先頭に立つべきか迷ったが、私は先頭に立って指揮をすることにした」という一節があります。

ウエストポイント陸軍士官校では、「突撃」の命令を出す時は「フォロー・ミー」と言うそうです。「俺に続け」ということだと思います。経営者がいちばん危険な先頭に立って戦わないと部下はついてこないのです。

【気付き】

今回はこの針谷様の発表が残りました。
「社長の約束」はいいです、フィロソフィーの行動指針のようなものです。行動を縛ればそのうちに結果も生まれます、そして行動を行う中で周囲の反応も変わります、「社長の約束」私も作ることを考えます。
さらに上場企業でないのに財務諸表公開してます、ほんとでした。売上16億。
http://www.yumotokan.co.jp/recruit/kessan/

そして塾長の「フォロー・ミー」話も納得です。
金もない、地位もない、借金だけが残ってる、自分で行動しない、それなのに「フォローミー」言っても誰も部下もついてきません。そこから毎朝5時に起きて12時まで仕事してる、1週間110時間仕事してる、みたいなことを半年でも継続できればまた違うのでしょうが。

1週間110時間仕事してるはサイバーエージェントの藤田さんの起業時の仕事ぶりです。この行動指針は今でも大好きです。

・財務諸表をホームページに公開
・社長の約束

この2つだけでも十分に「すごい!」感じます。上場企業は必然的に公開なりますが中小企業で公開はなかなか・・。

川幡紘嵩様 トミ・ダン

塾長はしばらく考えておられて、「それは、耐え忍ぶしかありませんな」と言われました。

塾長のこの一言で、吹っ切れました。それまでは世間体を気にして、父が原因でお客さんも減るのではないかとビクビクしていました。しかしそれからは経営のことだけを考えて前向きに取り組むようになりました。

神様が自分を試しておられるにちがいない。なにかあったら、それは今までのカルマ(業)が消えたのだ。この程度でよかったと思うようになりました。

私は中小・中堅の企業が健全に経営ができていることが、社会や日本全体の繁栄につながっていくと思っています。

【気付き】

親子の関係性と言うのは難しいものです。
敵にも味方にもなりうる、実に難しい。子供の幸せ考えないわけではないんでしょうが、身近な人ほど人を傷つけるのもわかるところ。

耐えることも大事。
忍耐力も大事。

創業者なので何ともわかりずらいですが、会社の成長に伴って父の環境も息子の環境も取り巻く人も変わっていきます、創業時からずっとお世話になっている人や会社もありますが、自分も変化しないと、とかとか。

西井博文様 西井塗料産業

松下電器産業の下請の協力会社をしていて、毎年毎年、厳しい値下げ要求をされました。協力会社の長老ともいえる人たちの中には、松下に恨みを言う方もいました。

「松下がどんな立派な会社か知らんけど、ひといことをする。下請をいじめて、我々の生き血を吸って生きている」というのです。しかし、そういう恨み言をいう会社はなくなっていきました。

私も辛い思いをしましたが、それによって当社の製造の意欲が生まれ、ひいては競争力を作っていったのです。厳しい世界が自分たちを、さらに高めてくれたのです。

【気付き】

塾長の松下幸之助さんに仕事で気付きを与えてもらった話です。
下請けでいじめられているとみるか、鍛えてもらっているとみるか、これは成功のポイントの気がします。自社のミッション、価値観、目標、行動方針、などのずれが生じてくるとやはりおかしくなるように感じます。

難しい仕事があれば断るのも判断、やってやるぞと立ち向かうのも判断。
行動指針として「常に高き場所への挑戦」を掲げるのも行動方針、時間の価値感を常に意識するのも行動方針、などなど。そういったことのおとしこみも常に大事だなと、感じます。

栗山敏昭様 栗山米菓

「部門別収支管理の精度の向上」でした。

前年の売上が個人別、顧客別、商品別に見られる仕組みと、変動費、固定費が翌日見える仕組みを作りました。

指定された幹部は毎営業日ごとに経営情報をメールすることを義務付けました。

常に経営意識を持って仕事している人は苦もなく毎日送信できるのですが、そうでない人は苦労しているようです。会議がないので、幹部を評価するのは数字とメール情報です。

【気付き】

俯瞰逆算、見える化、PDCA、を最近壁に貼って常に意識しています。
部門別しっかり見えれば改善手もすぐに出せます。
ビジネスは情報、クレアネットでも営業や日報などはアプリ化にして、情報共有をスマホで行うように今は設定し始めると、今までの統計苦労もシンプルになりました。この時点ではメールですが、最近ネット大手もクラウドでアプリ確認、と社長ブログで読んだので、情報を常にリアルタイム大事。

塾長講話 成就する思い、成就しない思い

「思う」ことが大事なのだ。ダム式経営をしたいと思う事が始まりであって、そう思ってやり始めれば、いろいろな創意工夫をしながらダム式経営というものを実現していくことができるはずだと私は思ったのです。「心に思う」ことがいかに大事なのか、そのときに改めて気づいた訳です。

【気付き】

思うことが大事。よく聞く塾長のダム経営の話です、
利益を出すこと、財務のダム、人材のダム。
最近スマホニュースアプリのグノシーが売上高人件費率13%というのをみました、自社と比較してテクノロジーに力をかけ人力で行っていないことがわかりますが、こんな比率を作りたい、と思うと自然と工夫が生まれます。

まず思う。

田口喜啓様 百円コンビニUS.MART

「三年という期限を付けて、その間に流通業の勉強をしてやろう!」と決めました。期限をつけたことで、大変な会社に入ってしまったという被害者意識から、たった三年しかないのだから、その間にできる限り仕事を覚えようという貪欲な姿勢が身についていきました。

山田勇次様 BRASNIC FRUTAS TROPICAIS LTDA

土地を借り受ける時でさえ、躊躇され、「君のような働き者に土地を貸せば、家の息子達も刺激を受け、少しは君を見習ってくれるかもしれない」という理由で、ようやく許しを得ただけに、まさか土地を売ってもらえるとは考えてもみませんでした。

「真実だと思って実行すれば、一点の疑問も恐怖心も入ってこない」とおっしゃっておられましたが、まさにこの心境で頑張りました。肩はガックリ落ちていきましたけれども、気を持ち直して、会社へ戻った時もありました。

【気付き】

遠くブラジルの地での成功はすごいなと感じます。
異国で成功するにはその地での成果実績が必要なのでしょうけど、その成果をつかんでいると言うのは正に素晴らしいとしかいえません。

最近近くにインド料理のお店があるのでそこに行った時の話しなのですが。
インド料理なのに「弁当持ち帰り可能」とあって、前から気になっていたのでこのインド料理の弁当を買い行きました。店に入り「持ち帰りなんですが」と言うとテーブルに通されてテイクアウトメニューが出てきたので、確認したあと、B定食、C定食、を頼み待っていました。

すると、「待っている間のサービスです」とアイスコーヒーが。びっくりして「いいんですか?」「はい、サービスです、少々お待ちください~」とインド人の愛想いい店長がニコニコ。

インド料理なのにB定食、C定食、と書いてるだけなく、待ってる間にアイスコーヒー。日本のお店でもこんなサービスはあまり受けたことありません。遥か遠い異国の地で日本よりももっと「おもてなし」の心を持ったお店、そしてニコニコしている店長。店が賑わっているのと長年この大阪の地で店を構えて店舗も増やしている理由がそれだけでわかりました。

なんかこんなことをきっとですが、山田社長も行っているのではないか、と。
お客様視点、いつでもどこでも大事。

中川広司様 高速産業

「欲望を慎む、食欲を慎む」「人間として足るを知る」「謙虚さを忘れない」「己を厳しく律する」「勇気を持って事に当たる」「過ちは直ちに改める」「恥を知る」そのような規範をしっかりと持った人でなければ、リーダーにしてはならないはずです。

【気付き】

一挙手一投足意識する。

リーダーは常に先をみつつ全員に「惚れてもらえるような存在に」ならないといけない。プロの意識、スピード、品質、先見の明などなど。いろんな人の期待や価値を失わないように精進です。

中村敬様 東振精機

お客さんの仕事を侵食するというと、表現が悪いですが努力することによって、お客さんの重要な仕事を取るわけです。お客さんのほうも、設備投資する必要がなくなるので、好都合です。

【気付き】

これは起業当初わかりずらかったのですが、今はわかります。
0よりも10、100は無理でも50でもあるだけまし、発想です。
長年仕事するとこの合理的発想はわかるようになります、自分1人で全部利益もいいんですが、100利益稼ぐのに100を総取りよりも、1000稼ぎ900を貢献してくれた企業や人に分かち合うほうが大事発想、です。

スタッフ退職してもうちのような業界だと外注さんで仕事することもあります。
まさにこれ、かと。

リーダーに不可欠な社会的規範

特にリーダーの人は、毎日いろいろな物事を決断していかなければなりません。部下に対して「それはしていい」「それはしてはいけない」という判断を、その瞬間、瞬間に行う必要があります。しかし、そのリーダーが、知識を持っていた素晴らしいモラルや価値観、論理観を心の信念まで高め、人格にまで反映していかなければ、それは使えないわけです。

【気付き】

リーダーは全方向からのその一挙手一投足をみられている、その意識が大事なのでそのためには日々自分を精進しないといけない、わけです。
仕事が善行である、と言う話や、常に善行を積まねばならない、善行を積めば善行を返してもらえるわけではないものの、また普段愚痴などを積み重ねると悪いことや変な因縁をうけることがある、というのは正しいかもしれません。

自分の行動の一挙手一投足、意識を向けないと。