[盛和塾] 機関紙マラソン 48号


[盛和塾] 機関紙マラソン 48号

ガラス張りで経営する

〔時間当り採算制度〕では全部門の経営成績が全社員に公開されています。
自分たちのアメーバの利益がいくらで、その内容がどうなのかが誰にでも容易に理解できるようになっています。
一方、私たち一人一人も同じように心をひらき、オープンに仕事をすることを求められています。

【気付き】

企業の三種の神器として
1、見える化
2、俯瞰逆算
3、PDCA 
と聞いたことがあります。ガラス張りは正に 1、見える化 であって、数字でわかること把握できることでようやく
未来から俯瞰逆算して「今はここが足りない」と気付けます。 なのでガラス張りは最初の第一歩であってここさえもできていないと
まずはもって2、俯瞰逆算 3、PDCA は難しいという感覚で今は感じています。

塾長講話 第42回 ~中国の経済発展について-企業経営の側面から~

企業の経営管理体制の不備であります。

あふれるような情熱と熱意によって、成功を収めた多くの企業が、往々にして放漫経営に陥ってしまうのは、右肩上がりの成長期に、実践的な管理会計の原則とシステムを確立することができなかったからなのであります。 

たとえば、会社の売上額は巨大化したものの、部門ごとの業績が明確になっていないために、「いったい、会社が何で儲け、何で損をしているのか」が、経営者や当核部門の幹部にも明確に分からず、必要な経営の手立てが打てなくなるのであります。
この時間当りの採算制度においては、複雑な原価計算は用いず、アメーバの全員に、自分の部門の採算が容易に理解できるようにしております。

そして、そのような指標が記けの売上、利益をあげているかさえ知らされず、当然どれくらいの付加価値をあげているかなど、全く分からないはずであります。

そのような企業で、社員が自主的に採算の向上に努めることなど、できるはずがありません。

【気付き】

経営というのは聞くこととを話すことが90%の仕事、と聞いたことがあります。
今の現状を伝えること、そして意見を聞くこと、頑固でも駄目、口下手でも駄目。素直で柔軟なコミュニケーションと他者の視点で物事考え
コミュニケーションできればほぼ正解と感じます。

クレアネットでもガラス張りの経営は進めて全員参加型経営でいこうとしていますが、肝心な数字の意味や理解などはまだまだ。
今回もガラス張りの経営でしっかり見えるのですが、そのあたりの説明やKPIなどは私が積極的に伝えないと。

「経営というのは聞くこととを話すことが90%の仕」

われ虚心に経営を語るⅠ 株式会社クラフト・ワークス 代表取締役社長 飯田純子様

美容業というのは、私は夢産業だと思っています。

自分の技術を通してお客様に感動を与えるためには、社員一人ひとりが幸福でなければなりません。

クオリティの高い技術とサービスをお客様に提供するためには、まず人間教育から始めようと思い、厚生労働省認定の職業訓練校を設立しました。

新入社員にはまず、美容師という仕事がいかに素晴らしい職業であるかということを理解させます。

お客様の中には、「私はずっとこんなスタイルにしたかった」とうれし泣きする人がいます。

「髪を切ってもらったら、彼氏ができました」と笑顔で報告にくる高校生もいます。

「いつもは何も言わない主人が、その髪型いいねってほめてくれた」と照れ笑いしながら喜んでくれるおばさんがいます。

美容師というのはこんなに素晴らしい職業なんですよ、場合によっては人の人生さえ変えてしまうことができるんですよ、と話しながら、仕事のやりがいを説明するわけです。

「魚は頭から腐る」と言います。当社も私が成長しなければ、社員の成長も会社の将来もないと思っています。

【気付き】

ひろひろの廣田さんも書いてましたが、この発表から次の今の段階では成長しているのか苦戦しているのか
そのあたりがわかってないのですが、何となくですが右肩上がりで全部進んでいるわけではないような気もします。

前にA3勉強会でも美容院さんの発表がありましたが、美容院では「おれが店長になってやる!」という人次第な気がします。
(勝手な感覚ですが)
企業を考えるときに才能の集中を考えるのですが、例えば「いつか店長になってやる」という意欲ある人をどれだけ集めることが
できるかはすごく大事なのでは、と感じるのです。イメージですが、トップレベルのプレーヤーが集まったナショナルチームを
作るような、特定の分野の才能や意欲あふれる人を集めないといけない、というのはなんとなく感じます。

読んでいてすごくすごく共感したからこそ、その辺の採用などが難しいのだろうか、自分で借り入れして数千万円の
借金してでも自分の店持ちたい意欲ある美容師は採用難しいのだ、とかとか。

クレアネットは社員16名になり成長過程ではありますが、同じくこの採用は今後もずっと課題。

われ虚心に経営を語るⅡ サンフロンティア不動産株式会社 代表取締役 堀口智顕様

親を会社に招待して仕事ぶりを見ていただく、子供の授業参観みたいにして両親と話すといったことが必要かもしれません。

冗談ではなしに、「このような立派な経営者が指導してくれるのなら、子供を託そう」と思えるまで、話し込まれればいいのではないかと思います。

「一人のお客様に役に立つようになってくれ。それができたら二人の役に立てるようになろう。

そうやって自分発で十人の役に立てるようになろう。

人のためになる自分を作り上げることが人生の目的なんだ、人生の価値とはいかに人のために役立つかなんだ」と説いています。

私は例会で「利益三文法」を説いたことがあります。

経費の中にボーナスを入れずに、税引き前利益の三分の一をボーナスとして従業員に支給する残ったうちの半分は税金、半分は株主への配当です。

そのようにすれば、従業員も頑張りがいがあるというものです。

【気付き】

東京の盛和塾でも世話人をされていて世界大会でも挨拶をするような堀口さん。さすがにパワーを感じます。

親が来ていただく、子供が仕事見学に来る、などなどはまだクレアネットではできていません。
機会を見てしようと思います。

結局会社はトップの器以上にならないので、もっと堀口さんのような「読むだけでもすごいな」いう方の影響をいただき
自分自身の器を大きくせねばと思いました。

われ虚心に経営を語るⅢ 昭和住宅株式会社 代表取締役社長 湖中明憲様

私に社長の座を譲って四カ月後、父は心筋梗塞で急死しました。

私は悲しむ間もなく、百人に増えていた社員たちのことや二百億円の貸入金対策など会社の経営を考えなければなりませんでした。

二宮尊徳の教え、「売って喜ぶ、買って喜ぶ、善きことその中にあり」を社是

「中小企業の経営者は従業員を雇っているだけでも、大いに世のため人のためになっている」という言葉を聞いたときには、それまでのモヤモヤが一気に晴れたような気持ちになり、なんとなく嬉しくなりました。
事業で成功するには、もっとも儲からない方法で人一倍苦労し、額に汗して一生懸命に働いて儲かるようにするしかありません。

そのためには社長が率先垂範して従業員の先頭に立ち、一生懸命働くことです。一生懸命に働きすれば、神様は見捨てはしません。

【気付き】

すごく大変な事業承継だったと思います。

だからこそ、率先垂範で社長が必死に仕事をして取り組んだからこそスタッフもついてきてくれて、会社もいい状況に進んだんだろうな
と感じます。

「一生懸命に働きすれば、神様は見捨てはしません。」

いろんなえらそうなことやガラス張りなど話もあるんですが、結局のところ

一生懸命に働きすれば、神様は見捨てはしません、が正しい感覚。社長が誰よりも努力を行い必死に仕事する、これが中小企業の社長の正しい姿。

われ虚心に経営を語るⅣ 株式会社綾村工務店 代表取締役 綾村英樹様

事故の知らせをきいて、急遽、岐阜羽島に戻った時にはNさんはすでに亡くなっておられた。

茫然として足は震え、逃げ出したいような心理状況のまま、Nさんの自宅ヘ向かわれました。

「逃げたらいかん」と自分に言い聞かせつつNさんの奥様やお母さんにお詫びすると、「あなたのせいではありません。息子は寿命だったのです」とやさしく言っていただけました。

【気付き】

何か聞いているだけで感情移入しそうになりました。

前に50周年を迎える企業さんのwebサイトリニューアルしまして、周年行事なので冊子も作るというのでお手伝いしてましたが
「工場で亡くなったり、運搬中に亡くなった方など」の名前がずらっとありました。

クレアネットではまだ殉職というか仕事中で亡くなったスタッフはいませんが、
人の生き死にも関わるのが仕事、仕事はそういった方の分の思いや、ご家族さんの意志も全部抱えます。重いです。

会社の近くの千趣会(ベルメゾン家族)さんはネット通販で2位・3位にいる有名企業さんですが、鳥居が会社にあって、見るたびに
「創業から始まり仕事をして労災だったり病気だったり亡くなった方がいるんだろうな・・」といつも思っています。

経営は業が深い。

今中国は燃えている① ~中国の伝統文化と現代の企業管理について~

誠意や善意に対しては善意が返り、駆け引きには駆け引きしか返らないということです。

漢の高祖・劉邦は、自分が成功したことについて大臣たちに「私は戦うのに韓信に勝てず、策略を立てるのに張良に勝てず、後方を治め、前方へ絶えず糧秣を送るのは蕭何に勝てない。
彼ら三人はみな傑出した人物であり、彼らを用いたからこそ私は成功した」と語っています。

中国古代管理思想の現代企業における応用にあたっては、「孫子の兵法」と「三国志」を探求する必要があると思います。

「深沈重厚、公平無私の人をリーダーに」と語っておられます。

具体的には、「つねに深く考え、慎重で落ち着いており、重厚な性格の持ち主であって、しかも公平で判断基準に私がないことが、リーダーとしての第一等の資質である」

企業管理ということを突き詰めていくと、結局は「人をベースにする」理論そのものだということが分かります。

卓越した経営者である稲森氏人の能力を十分に認識し、「心の経営で従業員の積極性と創造力を最大限に引き出すことで、京セラが絶え間ない革新と発展に適応できるように独自の「アメーバ経営」を考え出されました。

九二年に「暁龍基金会」を設立し、利益の一%を充てることにしました。主な活動費は、教育と環境保全です。

一つは経済的に貧しい中学生、高校生、大学生への奨学金として活用しています。

【気付き】

経営者さんは古典や中国のことをよく引用されたりします。
私は三国志も項羽と劉邦も横山光輝先生の書籍で読んだくらいですが、確かに歴史に学ぶことは実に大事。

全従業員の物心両面の幸福も、企業を国家だとしたら国家の礎は国民に決まってるだろうと。
クレアネットだと「ハッピートライアングルを通じて企業をwebで元気に」というがありますが、みんなスタッフを元気に、
そして顧客も元気にするには、いいサービス、商品を開発する必要があり、その道のナンバーワンになりたい。
明日も頑張ろうという意欲や気持ちをスタッフに与えられればと思いますし、その土台を早く作らねばと感じます。

こういったことをどんどん語るのも教育。奨学金はまだまだですが、教育を通じて顧客もスタッフも育成していかねば。