[盛和塾] 機関紙マラソン 47号


[盛和塾] 機関紙マラソン 47号

宇宙の意思と調和する心

この世には、すべてのものを進化発展させていく流れがあります。これは宇宙の意志と言うべきものです。この雨中の意思は、愛と誠と調和に満ち溢れています。そして私たち一人ひとりの思いを発するエネルギーと、この宇宙の人が同調するのか、反発し合うのかによってその人の運命が決まってきます。

【気付き】

植物も動物も生きとし生けるもの、全てが種の繁栄であったり生きようと必死になって生きていますが、その力こそが最も根幹的なエネルギーで、その頑張りは全て調和されているのかな、と。根源は一緒。

塾長講話 宗教について

自分だけが成功し金持ちになりたい。自分の家族、自分の一族だけを守っていきたい。従業員は使用人として、ただこき使えば良い。
などと言う考えでは、成功は決して長続きはしません。自分の周りにいる人たちを少しでも良くしてあげたいと言う気持ち、つまり、利他の心を持たなければ永続的な繁栄は無いのです。それにはとりもなおさず、自分の心を美しく磨くこと、心を高めることです。

【気付き】

自分だけではいけない。最近特に何か感じるのは、よく経営者の強欲を戒めるような塾長の言葉を感じていたのですが、そうではないということです。スタッフにはスタッフの、顧客には顧客のいろんな多様性を感じることがあって、例えば経営者のように自分でリスクを抱えてリスクを追ってでも事業を成したい人もいますし、子供の都合もあって扶養の範囲でしっかり働きたい、けどやりがいも楽しみもほしい、という場合もあるんです。

それぞれの「多様性」を意識づけることで、会社という組織はより強くなるのではないかと感じるのです。チーム内では同じ考え方のフィロソフィを、ただし多様性は認め、異なる能力を喜ぶこと。人が働ける環境をもっともっと用意すること。そんな意識です。

われ虚心に経営を語る 松田鐘文様 ワールドカップ代表取締役

納税はゲーム、脱税は犯罪、節税はアクション。ということを心に刻み込みました

ただひとつだけ申し上げたいのは、できればその利益の一部を社会のいろいろな人たちを助けるために使われたらどうかということです。
最近では、パチンコの掛け金も大きくなりギャンブル性が高まっている。そのために大損をし、家庭不和になるようなケースもあると聞いております。そのために、先ほどおっしゃったような気持ちで経営をされているのだと思います。

京セラも創業のころは夜を日に継いで努力をし、最初の年から利益が出ました。二年目も黒字でボーナスを出せたとき、
「世の中には、お正月だというのにお餅も食べられないような貧しい人たちがいます。少しでもボーナスが出たことを神に感謝し、
志でいいから寄付をしてくれませんか。皆さんからのお金と我々役員のものと同額を会社として足して、寄付をしたいと思います」
とお願いして浄財を集め寄付しました。その行為は今も続いています。

【気付き】

これはすばらしいことだと感じます。
また、IT系のマイネットという会社ですが、こちらは毎年社員分×1万円で東北大震災に寄付してます。

https://mynet.co.jp/news/2017/03/11/005/

「自分が何かのプロであればプロとして本来業務に120%注力してお金を稼ぎ、余分の20%を寄付するというスタンスがよい。すぐには稼げない?
大丈夫、被災は長く続く。切れやすいのは人の気持ちの方だ。プロとして3年・5年と稼いだ金を寄付し続ければいい。当社は最低5年、継続的寄付を行います。」

東北へは私含め来月訪問予定があるので、この気持ちをもって、同じく寄付しようと思います。

われ虚心に経営を語る 杉原俊夫様 杉原エスイーアイ代表取締役

つまり、大きな成功を収めるという人生には二つの方法があるんです。
大海を知って奮発する方法と、もっとよくなろうと思って毎日毎日努力を重ねる方法です。
杉原さんが、もし青年会議所に入ったことで喜んでしまい、のんきに過ごされていたら、その小さな池の中で終わっていたでしょう。

【気付き】

JCさんは大きな組織ですし立派ですが塾長の考える組織や会社はまた異なるもの。JCさんで理事や幹事などもいいですが、やっぱり経営者は必死に仕事、がもっとも大事です。

われ虚心に経営を語る 井石八千代様 井石

事業を引き継ぐ際に、そのような、それまで経験のなかったゴタゴタもありましたし、いざ仕事を継続するには私一人では心許ないと思い、
東京の方で大学の助手をしていた弟を呼び戻しました。とにかく、何年か会社を続ければいくらかでも借金を返せるだろうという気持ちだけでスタートしました。それからおよそ二年半、弟と共に必死に頑張り、土地の処分等で借金問題は何とかケリがつきました。

クロネコヤマトでも佐川急便でも、徹底したドライバー教育をしてレベルを上げています。
結局、会社からは見えないところを走り回って仕事をしているわけですから、ドライバーが「自分が経営者だ」という意識でやってもらわないと、
うまくいかないと思います。どれだけの荷物を積み、どのルートを走り、何時間で済まさないと採算が合わないということは、
教育をすれば分かるはずです。つまり、今日の自分の仕事は利益が出たのかどうかということを分からせるシステムが要ると思いますし、
そういう教育が必要なのです。運送の原価というのは車の償却代やガソリン代、人件費などが合わさったものであり
A地点からB地点に運んだときの経費はいくら、利益はいくらということをドライバーが自分で計算できるような教育をしなければいけないと思います。

【気付き】

大変な状況の中で仕事を承継し借金などの問題も燃える闘魂で解決されたのですが、事業の物流というものについて塾長が指摘しています。
IT系もそうなのですが、やはり徹底した教育が必要といえます。自分が経営者と思って自分だけが必死に頑張るんじゃない会社にしないと、
全員参加型の経営を行わないといけない、またそのためには全従業員が採算がわかるようにしてガラス張りの経営を行わなければいけない、そう感じました。

【中国シンポジウム「今、中国は燃えている」】

山本七平氏は、徳川時代の思想家であり禅宗の僧侶でもあった鈴木正三の思想を分析しています。

鈴木は労働自身が仏への修行であると主張し、「どんな職業も皆仏業なり、人々が皆自分の業を守れば即仏になる。

仏業の外には仏の道があるべからず。自分がなす業が世に有益と信じるべきである」と主張しています。

稲盛氏と李氏二人の成功、および体現された儒家思想は我々に次のようなことを教えてくれています。
それは、企業を成功させたければ、まず企業家自身がいかに立派な人間になるべきかを自覚しなければならないということです。

「人生の方程式」は稲盛哲学の結晶であり、稲盛先生の偉大なる創造でもあります。
また、稲盛先生ご本人はこの方程式を実践された成功典範(典型的な模範)です。
日本でトヨタ塾やソニー塾、松下塾を聞いたことはありませんが、稲盛先生が指導される〈盛和塾〉は塾生約三千人にすぎませんでした。
その点からも稲盛先生の人間的魅力、稲盛哲学がいかに人を惹きつけるかということが窺い知れます。

【気付き】

仕事に貴賎はありません。

企業は経営者の器以上にならない、器を大きくしないといけない。
自分の器を大きくするには夢・志を掲げ、スタッフ含め人を幸せにしないといけない、そう思います。
もっともっと自分にないものを吸収していきたい、そう考えると、日々立派な方だらけの中でその環境で経営を行うには
この稲盛経営哲学が当たり前という環境下で身を置いていること自体が、すごく環境依存ではあるんですが身が引き締まる気がします。

あの日あの時稲盛和夫氏

部下の教育について塾長は、「部下が育っていないのは破れ鍋に閉じ蓋だからや。お前があかんから部下もあかんのや」とよく言われました。
その言葉は、ずっと頭の隅に残っています。

【気付き】

部下の教育が自分の責任、そして、さらに言えば、自分よりも本当に立派だといえる人にも共感もってもらえるのか。ここも大事に感じます。
前の冊子での塾長と宮村久治さんのやり取りがありましたが、このような人たちとの塾長とのエピソードが今の私にあるかどうか、こう思います。
部下があかんのはあかんけど、自分よりも偉い人が部下になりたい、ついて来てくれるかも大事。

あの日あの時稲盛和夫氏

いちばん貴重な体験だったなと思うのは、仙台での例会のときの出来事です。
二次会で、ある塾生さんが塾長に、「功なり名を遂げて財産もあるのに、なぜそんなに頑張るんですか。悠々と遊んで暮らせばいいじゃないですか」
というような意味のことを言われました。塾長はニコニコしながら聞いておられましたが、「人生は目標設定で決まるのであって、生き様というのはたんなるプロセスです。目標の違うあなたと、プロセスの論議をしても意味がないのです」と笑いながら答えられました。

それからの塾長は、その塾生さんに、「まず、どの山に登るかが論議されるべきです。目標が高ければルートは限定されてきますし、鍛錬の仕方も違ってきますから、登り方、つまり生き様も変わってきます。端的に言えば、エベレストの九合目で失敗した人と、
夏の富士山に登頂した人を、たんなる失敗や成功では比べられないのであり、登る山が違うあなたと登り方だけを論議しても仕方がないのです。
私は京セラが思い描いた目標に到達しているとはまだ思っていないのです」と言われました。

さらに驚いたのは、その塾生さんが、「自分はそんなストイックな生き方はできないし、それでは部下もつらいと思う」と言われると、塾長は「そういう考えなら、あなたの考え方は分かる」ともおっしゃいました。私は、今まで哲学というものは、人や会社を治めるために必要なものだと思っていたのですが、このとき初めて、哲学とは実は自分を治め、律するために必要だということが分かって愕然としました。
それ以来、私は自分なりに何事もよく考えること、現象面だけでものを見てはいけないということを肝に銘じています。

【気付き】

事業の目的、意義を明確にする、に近いと感じるのですが。何を目的に目指すのか。
塾長が京都一、日本一、世界一の会社を目指す、と言ってたのですが、これはいったい何を持って日本一、世界一、なのかを思ったのですが、
最近「近大」や「サイバー」さんなど参考になりました。

近大は既に受験者数は日本一とか、受託研究費で日本一じゃないけど西日本一とか、マグロで一番とかありますが、何で一番を目指すんでなくて
総合的に一位を目指す、という話だったり、IT系のサイバーエージェントさんは「21世紀を代表する会社を作る」ビジョンありますが、これも内容を決めない、と会社でも言っています。クレアネットでどの山に登るのかでいえば、まずは大阪で一番のweb製作会社を目指す、というのはすごくしっくり来ます。

クオリティ、従業員数、売り上げ、利益、顧客数、案件数、などなどいっぱいありますが、
どれかを1位に。そういえば私が書いているブログがあるんですが、既に2300回超えていまして、前に一回壊れたブログも入れれば10年やっている内容になります。
これは他のIT系企業の社長の誰にも勝っているような、1位を目指すワクワク感。クレアネットは今後も多様な人材や多様な働き方を目指すとすれば、「デザインスピード1位」とか「コーディング1位」とか、そういったそれぞれの目標や自分のビジョンを見つけることが大事な気がします。