[盛和塾] 機関紙マラソン 43号


[盛和塾] 機関紙マラソン 43号

芝原英司(北大阪 (株)ショーエイコーポレーション 代表取締役社長)

トップとなるとそれ以外に、将来のビジョンづくりや人材の育成といったことも考えなければなりません。

私は経営者としてどうあるべきか、リーダーとしてどうしたらいいのかと、大変思い悩みました。

しかし、「ローテクな仕事だからこそ、創意工夫でまだ改善の余地がある」と言って意欲を燃やし、華やかだったIT業界がすっかり勢いを無くしている今も、依然として着実な成長を続けておられます。

ローテクでも、素晴らしい事業展開ができるということを我々に示しくれました。これがまさに企業経営なのです。

【気付き】

「今だけ、金だけ、自分だけ」。
というのが普通の社員なら社長や経営者は
「今だけじゃなく、金だけじゃなく、自分だけじゃなく」
仕事をしないといけない、時間給のバイトなどは「今だけ、金だけ、自分だけ」になってしまいがちなので、高次の考え方できるように努めないと、と感じまし
トップとなるとそれ以外に、将来のビジョンづくりや人材の育成といったことも考えなければなりません。

山下洋右(名古屋 (株)セプテムプロダクツ 代表取締役)

「私たちは売るために今まで嘘をついてきました。嘘を上塗りするのはもう嫌で、本当に商品を気に入って下さる方たちに売りたいという気持ちが強いのです。
そういう人たちを私たちは本気で探しますから、ぜひ本物を売らせてください」とお願いしました。

【気付き】

化粧品や健康食品などの販売でもどうしても「お客さんが本当にいいと思うものを売りたい」など聞きます。
仕事は人生かけてでも一生懸命になれる、情熱をもって何年も何十年もできるものがいいのですが、そう考えると命をかけてでも懸命になれる仕事で嘘をつきながら仕事をするのは、人生を嘘ついてるような、そんな気もします。
いい仕事でいい人生を、誇りある仕事をしたいものです。

【気付き】

最近はビジョン作成、人材育成の必要性もそうなんですが、PDCAの回し方も
経営者の役割と感じてきました。多数のことを多くやる、デイリーで見る、
週で見る、月で見る、1日の中で数字を細かく見ることで最良の手を探索ですぐに最速でできる仕組みができる、これを経営者が引っ張らないといけない

木本武雄(大阪 (株)エフエムアイ 代表取締役社長)

大阪市の青年会議所から理事長に推挙されるというたいへんなことになりました。その頃、会社は社員数二十人で売上も五億円に満たない全くの零細企業です。
私の前がサントリーの鳥居信一郎さん、その前が金鳥蚊取り線香の上山英介さんという錚々たる方々が理事長を務めてこられたのに、突然私が指名されたのです。

成長のためにスーパースター的な商品の開発が必要だとおっしゃいましたが、私はそうではないと思います。仮にそのような製品で一発当てたとすると、製造工場は拡張しなければなりませんし、当然従業員も増やさなければなりません。
しかし、それが市場にサチレートするといっぺんに売上は落ちてしまいます。その時には、膨らんだ設備や従業員が多きな負担となります。産業界を見ていると、設備産業のメーカーはその繰り返しなんです。
そのことは、高度な医療器械や半導体製造装置のメーカーの業績推移が如実に示しています。
つまり、中小企業が生き延びるのは細かい市場で、多くの商品を作り続けることが肝要なのです。
メンテを忌み嫌うのではなく、メンテもビジネスチャンスだという発想の転換が大切なのではないでしょうか。

【気付き】

JCの方は結構聞きますが、JCの時間なかったらもっと成長したのに、という塾長のコメントは納得しました。
2000時間無駄にしたのなら、そのムダを取り返すには4000時間くらいかかるように思いますし、目先の利益よりも中長期的な利益を見ながら、そういったことに取り組むと信頼や信用が実に増えるものではないかと。
私も30歳少し経ってからJCに2年いましたが、結局今は離れています。
あと、商品もいずれ陳腐化する、人は陳腐化しない。

岡本堅吾(大江戸 コスモスグループ 代表)

私は日頃から、そこで働く社員がいつも明るく元気で、”ニコニコ・ハキハキ・キビキビ・気配り”(当社ではNHKKと呼んでいます)を身に付けて、元気な接客をするようにと言っています。

【気付き】

人が大事、というのは当たり前なのですが、サービス業では特にこの
「いつも明るく前向きな」人材は結構大事です。NHKK、ココイチなんかでも同じこと言ってますが、小売やサービス業では常に大事。

塾長講話[第一日目]人生について

私も事業を始めて四十数年が経ちます。京セラの創業から今日まで、三十年、四十年というスパンで私の周囲いる人たちを見てみれば、やはりいい加減な人はいい加減な人生を送って追いますし、善いことを思い、善いことをした人はよい人生を送っています。五年や十年では、あんな悪い人がどうしてあんなにうまくいくのだろう、あんなに怠けた人が何でうまくいくのだろうかということもありますけれども、三十年や四十年という長いスパンで見れば、大体辻褄は合っています。まぐれでうまくいく人はいるかもしれませんが、それが三十年、四十年も続くわけがありません。
若くして成功し、栄耀栄華を極めたような人は長くて十年くらいしか保ちません。大隊は壊滅をしていきます。それはもうハッキリしています。
「経営で成功した結果、自分は楽しくて、愉快で、面白い人生を送りたいと思うのなら間違いです。経営者とはそんなものではありません、成功すればするほど、おもしろくもおかしくもない、くそ真面目に生きなければならない宿命を経営者は背負うのです。そういう真面目な経営者でなければ、企業は伸ばし、周辺の人たちによくしてあげられないのです。」

【気付き】

頑張っても結果でないこともありますが、30年も経てばやっぱり結果も異なってきます。
今考えると頑張りどころを大きく間違ったことが何回かあった気がしますし、反省もしているので頑張るポイントがわかってきたのですが、当時は見えていないのでダメでした。
試験勉強、無駄な訴訟、不幸な労務関係、一向に落ち着かない社員定着率、などなどの戦い。
今は大きく反省したので理解できますが、できればもう間違ったことはしたくないなと、強い反省しつつ心を高めたいと思います。

山下 勝(大阪 (株)神代 代表取締役)

「人格は変化する、その結果は変化したようになっていく。リーダーには理論を高め、人格を高め、胆識を持って実行できる人が必要です。本当のリーダーとは、それを常に高め続けられる人を選ぶべきです」
内なる魂が禅宗でいうところの「卒啄同時」のように、卵の中から殻を叩いていておられたのが、盛和塾という外からの叩きと一緒になって殻がはじけ、神代の今につなっがっているように感じます。

【気付き】

立場が人を育てる、という言葉があるように、変化を伴い人格が伴っていけば必ずリーダーは成長すると思います。最近ある人が言っていたのですが

「売上を今の倍でも5倍でも成長した時の、組織図、人事図を描ければたぶんうまくいく」

というようなことを話聞き、売り上げが増えたら人を増やすではなく、人が成長するから結果として売り上げがついてくるのであって、売上増えたら人を増やすではあかんのだ、という話を納得して聞きました。正に自分の経営者視点もそうだったので、最初から高尚でもなかったですし、立場からのたうち回るように悩んで今がある、そんなものだと感じます。

大村浩次(福岡 (株)アパマンショップ 代表取締役社長)

現在、約十四万人の不動産オーナーに取引していただいています。もう一つのコアコンピタンスはIT技術です。webコミュニケーションが一般化しつつある現在、IT技術のレベルが企業の将来性を決めると言ってもいいでしょう。
「賃貸管理業界、不動産業界の質的向上に貢献したい」
初期加盟店の質が極めて重要だと考え、会社設立の企画段階から全国の地場大手賃貸管理企業を訪問してFCへの加盟をお願いして回りました。
株式公開の際、アナリストが必ず質問してきたのは、「なぜ一年程度で日本最大級の店舗数になったのか理解できない」ということです。

【気付き】

すごいパワーを感じました、わずか数年でここまでのネットワークを作り上げて今だとアパマンと聞けば誰もが知っているような組織に作り上げているというのは本当に天才ではないかと思います。
ただその天才度合いも、やはり理念から派生して思いがないと共感できないものですし、最初に同じく共感してくれた方は理念だったとありました。
金以外、仕事以外、何を成し遂げたいのか、この想いこそ磁力です。

第6回稲盛経営者賞

私は役員会や国際経営会議などの席上で、皆さんに「最低でも売り上げの一〇%税引前利益を上げられないようでは経営
のうちに入りません。利益率が二〇%を超えるような高収益企業でなければいけません」と申し上げてまいりました。

【気付き】

税引き前利益で10%以上、というのは盛和塾でもよく聞きます。
どうしたらこの10%以上を達成できるのか、と自問自答しますが、その方法は様々ありますし、1つではない、だからこそ創意工夫が生まれる。

今季は仕事も常に意識して
「マネジメントも改めて学ぶ必要のあるスキル」と考えて取り組んでいます。
また
「マネージャーから必要な適切なマネジメントを受けられないのは組織的にも不幸」と考えて、難しい仕事をまき取らないように意識もしています。いろんな課題もでますが、現場を信じ、スタッフを信じ託すしかない、と。