[盛和塾] 機関紙マラソン 27号


[盛和塾] 機関紙マラソン 27号

塾長理念(決して希望を失わない)

私は今では、現象は心で思った通りに現れる、と信じるようになりました。しかし、初めて社会人になったときは、そんなことは考えもしませんでした。することなすこと、すべてがうまく行かなかったからです。

私たちは決して苦痛や悩みから解放されることはありません。しかし最悪の時でさえも、明るさを失わず、明日に希望を持つように努力することはできるのです。

【気付き】

常に明るく前向きに、夢と希望を持って、というのが経営の12か条の最後にありますが、この言葉に近い塾長の言葉です。司法試験に落ち続けた時も、会社作って3年目で社員が全員辞めたときも、訴訟だと訴えたら、相手方の弁護士に本当に有り得ないようなひどいこと言われた時も、いろんなことも人生の糧でして、もう辞めようとかもうええわとか希望も夢も捨てることは全くなかったので、常に明るく、前向きで努める、これは大事。

いつでも明るく前向きに、トップは意識をここ大事。

塾長講話

人生の成功も事業の成功も、その節々で物事を決断し、判断していく。その結果、正しい決断・判断をしたかどうかということがことの成否を分けるのではないかと考えたのです。すべての局面で良い判断をし、それらをインテグレーション(集積)したものが成功であって、決断の場面で何回かはいい判断をしたけれども、何回かは悪い判断をしたということがあると、おそらく人生でも経営でも、うまく行かないだろうと思いました。だから、たぶん、人生でも経営でも判断力が非常に大切なキーになってくるのではないか

この水道哲学の中で幸之助さんは「企業というものは世の為、人のために役立つことが使命なんだ。それが企業の存在する意義なんだ」とおっしゃっているのだろうと理解しました。私が作った理念の目的も集約すれば、「企業は、世の為、人のために役立つことをするのが使命なのではないか」ということでした。

【気付き】

判断基準というのは繰り返さないといけない、経験値が増えない、というのはわかりますし、何度も判断を繰り返すことで失敗する箇所も見えますし、失敗を回避する方法も見えてきます。大事なのは正しい方向はこっちなんじゃないのか、という試行錯誤と、「世のため人のため」と思い行動に進むことで、失敗でも成功でもやっぱり経験則として判断力を高めることが必要だと感じます。

われ虚心に経営を語る(梶谷真理氏)

「女性は七役も八役もしているのよ。お嫁さんでしょ、もしかしたらお姑さんでしょ、親でしょ、子供でしょ、妻でしょ、女でしょ、経営者でしょ、いろんな顔を持っているのよ。だから女性ってすごいんだよね。」

毎日のように喧嘩をしました。それも、灰皿は飛ぶわ、机はひっくり返すわ、もうプロレスなみです。包丁を持って主人を追いかけたこともありました。

部下を育てることのできる人間になりたいというのが、私の今一番の願いです。この盛和塾との出会いは、そういう願いがきっかけでした。私の心の中に、「自分がまず育たなければ、部下の人なんて育てられない」という気持ちがあったからです。

そのためには、やはり人間を勉強しなければいけない、人間を磨くことが大切だとつくづく思うのです。

【気付き】

パワーがあります、梶谷さんは人としても経営者としてもチカラを感じます。

経営者さんは自分から燃える人ですが結構こういった方を見ますし、取引先でもおられますが大好きです。ぶんぶん振り回されますが、想いも行動も実に一緒に頑張っていきたい気持ちになりますし、この梶谷様もそんな感じがします。

女性の経営者さんは盛和塾でもいますし、うちの奥様も経理ほか仕事やってますが、頭が下がりますいつも。奥様、お母様、いろんな立場でご苦労様です。

われ虚心に経営を語る(中井成夫氏)

私の会社は、ほぼ全量の製品を輸出していますから、国内販売に比べてずいぶんと助かります。なぜなら、国内販売では流通税に相当する税は品物によって異なるのですが、木材は一二%。それに、一般の商業手形の銀行割引率が、月五%。つまり、出荷して現金化しようとすると、一七%が消えてしまいます。しかし、輸出には、これがありません。

【気付き】

輸出入の仕事関連の取引先が少し増えてきたのですが、税関係での裁定取引は実に興味ありますし、この税制を活かして業務が成り立っていることもよくわかります。ただ、結構タイミングや税制変更あるので実に機会を逃さないような、最先端の部分で感度高く仕事しないといけないのだなと感じます。

今ここに生きる塾長の一言(冨田 洋氏)

何もない状況下で、ガレージを社屋にしてスタートした私は、いつ潰れるかもしれないという恐怖感から、しゃにむに新規分野を立ち上げてきました。設立二年目には、隣接家屋の失火によって焼け出されました。五年目には、新規事業が本格化する中で、創業メンバーが離れていきました。その頃の私は、いったい何のために会社を作ったのかと思い悩む毎日でした。

【気付き】

理念ありきで素晴らしい事業だと感じます。

人の命を救い、そして世の中にお役に立つ事業は別の仕事ではありますが素晴らしいと思います。クレアネットの仕事はwebを通じて企業を元気にする仕事です。職業に貴賎はないですが、お医者さんのような命を救う仕事は本当に頭が下がりますし立派な仕事だと思います。webの仕事もお医者さんの仕事と一緒の価値がある、とも言えますが、一般的に謙虚に言っても人の命を救う仕事は尊い仕事です。

比較で価値は測れないのですが、そんな仕事に少しでも近づけるように、日々の仕事に関して高い志を持って努めたいと思います。

今、ここに生きる塾長の一言(青木健次氏)

釧路で『銀の目』というキャバレーを始めました。それが「青木商事」の始まりです。

自転車屋もたいへん利益のあがる商売で、昭和二十年代の終わりから三十三年頃までは、一代売ったら当時のお金で一万円の利益がありました。「一代売る利益と大卒の初任給が同じだった」と、後に父が話しておりました。

【気付き】

青木様は倒産したそうですが、やはりキャバレーという事業形態は難しかったのか、親戚同士の家族経営が難しかったのか、摘発なのか、倒産理由を探しましたがはっきりわかりません。事業は変化しますし、50年ずっと同じ業務だけで生きていうことは難しい、と認識して経営者の舵取りをしっかりしないと、と感じます。

今、ここに生きる塾長の一言(中村雄一氏)

もともと当社は、家族的な雰囲気で、人のことを思いやる気もちを、みんながもっていました。

組織の和・人の和というのは、非常に大事なことです。しかし、入社したばかりの私には、その「和」が“馴れ合いの和・見せかけの和”に思えたのです。

「ベテラン社員たちの自己啓発意識を高揚させるいい方保はないものでしょうか」という主旨でした。

「あなた自身が優秀で、率先垂範して資格を取っておられるから、それを理想として、ベテラン社員に資格を取ってもらおうと一生懸命になっておられるようですが、それは非常に無駄なことですし、してはいけないことだと思います」。

「問題なのは、あなたの資格偏重の考えです。その考えが社内に伝わり、資格のない社員は値打ちがないということになった時、組織は崩壊します。」

【気付き】

中村様は大阪に一度来ておられて話を聞いた経験があります。

クレアネットもシステム系やデザイン系の検定を推奨してまして、取得するスタッフと古いけど取得してないスタッフがいます。資格偏重はしませんが、少し推奨はするというスタンスを、古いスタッフにはこの中村さんの話を印刷して説明しました。

新人などには率先して取得することでスキルアップといいますし、このあたりは判断基準をしっかりしないといけないなと、実に参考になる内容でした。

あの日あの時稲盛和夫(阪和彦氏)

京セラの幹部クラスの方は別格として、一般社員の方を見ていても、京セラ哲学が浸透しているのを感じます。

当社でも創立記念日の時に、最優秀社員賞とか努力賞、皆勤賞などにすべて褒賞金を出しています。そう話すと、その事業部長は「坂君、君のところはまだレベルが低いよ。うちは、今まで何十年と勤めていても、褒賞金なんかに関係なく、紙切れ一枚、稲盛名誉会長のために頑張るよ」とおっしゃるのです。

不良品を自ら拾ってきて、「これも、お金のうちだぞ。どうするんだ」と言い続けていました。そんなことをしているうちに、歩留りが三十%ほど上がりました。社長が自ら現場に入って、細かくチェックする、それだけで会社は変わるんです。その時、つくづく思いました。会社は生き物なんだと。

【気付き】

会社は生き物、響く言葉です。

会社が生きている以上、社長が会社に息を吹きかけてどんどん活性化させないといけないというものです。社食を歩いて声をかけるような塾長は何となく想像できますし、そういった時には厳しいけど人の気持ちに添って一緒に頑張ろうと引き上げてくれる社長、そんな塾長のような行動を目指します。

そして、京セラさんは社員さんも浸透しているというのはやはり理念やフィロソフィ部分が実に強いのだろうと。余談ですが最近京都市美術館のネーミングライツが京セラさん50億円50年で買って、「京都京セラ美術館」になるそうですが

、この行動原理もやはり社員さんも理解してるんだろうなと感じました。強い会社さんは、スタッフさんみんながやはりしっかりしてて強い。強い会社、強いスタッフを作ります。