[盛和塾] 機関紙マラソン 144号


[盛和塾] 機関紙マラソン 144号

塾長講話「経営者の判断基準」

皆さんが、盛和塾で自分の器を大きくしたい、真の経営を学びたいなどの動機で集まってこられたもとはそこにあります。

よい経営をする、人間はどういう考え方をしているのか知りたいしそれによって正しい判断ができる人間になりたいと思っておられることでしょう。

説得とは相手に「なるほどな」と思わせることです。仕事の面でも人物の器という面でも「なるほどな」と向こうがシャッポを脱ぐ。そうしなければ誰もついてこないし、言うことを聞いてくれないわけです。

世知辛い世の中ですから饅頭を取るためには、理性で考えながらそれを本能のレベルまで速くしなければならないわけです。

「俺の後ろにはひもじい社員が五十人もいるのだ。自分のことだけ考えているような奴らに負けられるか」と、根性を入れてがんばろうと思ったこ とを、今思い出しました。

今度、伯父さんの家の裏にある荒れ地に目をつけます。そして、休日をあげ て荒れ地を開墾し、菜種を栽培します。秋口実った菜種は何升かになりそれを村の油屋さんに行って、油に代えてもらいました。
「さあ今度は怒られないぞ、伯父さんの油じゃないから」と、夜明かりを灯して勉強をします。でもまた伯父さんに怒られるわけです。

「努力をしていますか」と聞かれればみんな「努力をしています」と答えるでしょう。しかし、誰にも負けない努力というのは、誰もで きてはいないのです。夜中の十二時まで働く人がいたら、それよりはがんばらないと、誰にも 負けない努力とは言えません。十二時半までが んばってみたら、一時までやる人がいた。そこで、 自分は二時までやらなければならないわけで
す。そのうちに寝る時間がなくなってしまった というくらいの努力、それが誰にも負けない努力なのです。

【気付き】

二宮尊徳さんの話は初めて聞きました。
二宮さんの思想・方法論を報徳、と言って、報徳学園はそこから来てる、というのはどこかで聞いたのですが、菜種油の話や薪の話も始めて知りました。

努力を行うというのはこの二宮尊徳さんのような、何が何でもやり遂げたい意思と強い行動力によって起因するに違いありません。

山地 一慶 〈徳島〉 三和電業株式会社 取締役副社長

初出式を明日に控えた日の夜、一度は完成し た経営理念に物足りなさを感じた山地真人が 山地十三男に訴えます。

「社長、この経営理念で死ねますか?」 この問いに対して山地十三男が答えます。「死ねんな」 「何が足りないのでしょう」 そこから夜遅くまで二人は経営理念の本 の目的を探すべく、更なる議論を重ねました。そしてできたのがこの経営理念です。

【気付き】

理念に対して死ねるか、そこまで言うこと。
こうでないと絵に描いた餅、作っただけ状態です。気概や意識はここから始まるものです。

司法試験してたときに「書いた答案を破ると血しぶきがでるくらいなものを書け」と言われてましたが、そういう価値観も経験を多く積んだことと、場所や知らない場所でも知らない体験を多く書籍などから得る機会があったからこそ。

上松 信行 〈福井〉 株式会社ウエマツ 代表取締役

弊社の目的は、従業員の豊かな生活に貢献することです。 人件費を上げることも目的の一つです。当社の話ビジョンとして、二年以内に平均年収を五十万円以上はアップすることと、週休二日制の実施を掲げています。

【気付き】

豊かな生活に貢献するために環境を整える、制度を整える、負荷をしっかりかけるなどはまさにこれ。週休2日制はよしとして、2年以上に50万円以上アップ、と掲げることはどうなのかわかりません。

あまり金でいいたくないのと、それでモチベーションがあがるかはわかりません。ただ、施策としてこの方法を取ると言い切れることは大事です。

クレアネットでも、土日に自分の勉強や研究などしっかり行い日々成長すれば
間違いなく賃金も上がりますし仕事も増えます。

働き方改革など誰でも言えるのですが、新人や新しい顧客や大きな取引時に、「一生に一回の躍進のチャンスをやめろ」という人の進めにそって止めてしまってチャンスが回ってこなくなっても、実は誰も責任取らない。

能力の差異はどんどん開くのだが、とか思うけど、このへんは本当に難しい。
能力を高めないと収入も上がらない、このへんのPDCAや回答はまだまだ先です。

佐々木 孝 〈大分〉 株式会社アズコミュニケーションズ 代表取締役社長

自分の言葉で、体験してきたことや社員に持ってもらいたい考えを話し、そして、朝礼当 番の社員が感想を述べる形式を続けています。
約二か月で四十四項目一周し、何度も繰り返していますが、回数を重ねるごとに、「お客様のためにもっといいサービスを提供したい」と か「会社に貢献するために、このように経費を 削減してはどうか」「あまり値引きをしないよ うな方法はないか」など、経営感覚が身につい てきているのを感じています。

【気付き】

繰り返し行うことで改善が生まれます。
トップが責任もってこの改善のPDCAを回し続けさえすれば、です。
できない場合には追い込む、コーチの役割をしっかり果たす、大事です。

青野 里美 〈仙台〉 NPO法人ひよこ会 理事長

企業では、国の政策で従業員の2%は障がい 者を雇用することが決められていて「しかた ないから、なんとか使っておこう」という企業もあります。それを変えたいと思ったのです。

【気付き】

障害者雇用、に関してはまだよくわかってませんが、
別会社にする、業務を絞る、あとは黒板チョークの日本理化学工業株式会社
さんのような企業もあります。私自身の答えはまだ出ません。

https://www.fujitv.co.jp/unb/contents/180517_1.html

特別記事―伝えたい「盛和塾」の思い 鮒子田 昭司 〈京都〉

そしてJC理事長の最終年度に一念発起して、勉強の機会を作ろうと考えました。自ら起業した方、地場産業でがんばっておられる方、あるいは新しい事業分野を作って脚光を浴びておられる方に、そのご苦労や経営のあり方を教えていただこうと考えて年間五人の経営者に講師をお願いしました。

打合せの時も、いつも事業のことが頭の中にあったのでしょう。
「西ノ京原町で一番、京都で一番、日本一、世界一」を目指して起業されてから二十年ほど過ぎた頃で、 塾長は四十八歳になっていらっしゃいました。
エネルギッシュに仕事に打ち込み、寝食を忘れ時間を惜しんで研究・研鑽に励まれ、企業を成長させることに全身全霊を傾けておられま した。

塾生には「経営診断資料」というものがあります。
それは塾生の心を写す鏡だと思います。そして実践の証でもあります。だから こそわれわれは、経営診断資料を提出しなければなりません。塾長に心の信託ができない人は出せないかもしれませんが。

そして一九九七年に得度をされ、大和という僧名でお坊さんになられました。私はその時さらに崇高になられたと感じました。

「大企業の間隙を縫って中小企業が成長すれが社会が活性化する」
「若手経営者とともに未来の国づくりを考えたい」

【気付き】

大阪塾の名前が「大和」言いますが、ようやくわかりました。
盛和塾創るに当たっての趣旨、

「大企業の間隙を縫って中小企業が成長すれが社会が活性化する」
「若手経営者とともに未来の国づくりを考えたい」

社会の活性化と国づくり、これは納得です。全身全霊をもって企業成長に取り組むことは大事であって、その結果として、経営者として講師に塾長が選ばれた経緯を何か感じました。

経営者の器以上に会社はならないのですが、赤字の部署もトップを変えるだけで黒字になります。そういうトップを増やすのが経営者の役目ですし、塾長から学ぶ理由です。