[盛和塾] 機関紙マラソン 140号


[盛和塾] 機関紙マラソン 140号

どんなに素晴らしい経営手法や経営理論、経営哲学を頭で理解していても、真の経営者になれるわけではありません。

命をかけるくらいの責任感で毎日を生き、その姿勢をとりくらいの期間続けてきたかということで、経営者の真価が状まるのではないかと思います。

経営に対して自分の全身全霊をかけて打ち込むということは、大変過酷なことです。もし、そういう打ち込み方をするならば、自分の時間も持てないでしょうし、体力的にも精神的にも耐えられないような重責が続くでしょう。

しかし、そういう状態を経験し乗り越えてこなければ、真の経営者としての資質は、磨かれないのではなかろうかと思います。

世間ではよくトップとナンバー2との間には、天と地ほどの差があると言われます。それは、まさに責任を感じて命を かけて仕事をしてきたか、それともサラリーマン的な存在として、判断をトップに委ねてきたかの違いだろうと思います。

【気付き】

修羅場の数、経験の数が物を言うと言うのは本当にわかります。
知識の量なんて意味ありません、知識・見識・胆識ですが、知識が浅く
口八丁の人物は今ならすぐにわかるようになりました。

あとは、塾長のような仕事の場合、口すっぱく仕入先に言わないと
言うことを必ず真摯に聞かないのでは??という推測が思います。「言われないから怠けてみたらいいかな」仕事する会社も多くあるのと、クレアネットでも少なからずそういう危機管理もできるようになりました。

対顧客では、顧客視点や顧客が気付かない箇所まで甘えずに考え抜くことなど
しないと次に繋がらない、仕事の数こそが成長に繋がると思います。

情報はグーグルで出てきますが、人に会う、外に出る、経験する、喜怒哀楽に関わる感情を揺さぶられる激しい経験をする、以外には自分に得るものはなかなかないのではと思いますし、経営者してるとそういった経験ばかりです。

先見の力、洞察力、決断力、などは帝王学の1つだと思いますが、
いろんなものが備わらないとみに付きませんし、一日でも難しい、だからこそ、
日々の精進です。

塾長講話[第130回]これから伸ばすべき力を見極める

税金が納められ、このように、税金だけでなく、皆さんが従業員へ支払う給料も、大変な経済効果を生んでいます。実は、社会をつくり上げているのは皆さ んなのです。 日本社会を支える、中小零細を含めた企業経営者がより立派になれば、美しい社会がつくれると思います。すばらしい経営者の下、従業員が幸せな生活が送れるようになれば、日本は大変潤いのある美しい社会になる思っています。

私は世の中を立派にするには、経営者を立派にするのが一番早いと思っています。ですから、ボランティアで各地を回り、講義をしているのです。

第五ステップ : 管理力を身につける

最後のステップは管理力を身につけることです。例えば採算管理や、在庫管理、売掛金管理 のことです。
会社には、徹底して計数で管理する力が必要せん。ただし教えてもらうだけにとどまらず、最後は皆さん自身が覚えマスターしなければなりません。

経営者は、管理力を高めることで、パイロットがコックピットのインジケーターを見るように、自社はどこを飛んでいるのか、すぐ分からなくてはなりません。管理力は、自力で築くことが無理であれば、公認会計士や税理士に教えを請うてもかまいません。

第二電電では、毎月部長級の幹部が集まって 会議をしています。その場では、北海道から沖 縄まであらゆる営業所、中継基地の経営数字が、 独立採算で出てきます。拠点の人数、業績、ひ いては問題は何かといったことまで、全部分か るようになっています。そこまでの管理システムをつくり上げたのです。

【気付き】

管理力、という言葉はあまり使ってきてませんでしたが大事です。
・売上 ・利益 ・原価 ・人件費 ・部署ごとの採算 ・事業ごとの採算 ・商品ごとの採算 ・月ごとの採算 ・昨年対比 などの数字はまず知ること。

そしてその中から数字の「ずれ」や「想定以外」を見つけ次の手を打つこと。
最悪なのはその数字をみつけれないことではなく、みたけど深く考えないことだと思います。大きな会社もアメーバの積み重ねなので小さいところからまずはじっくり管理できる体制を。

人間の無限大の可能性を信じれば試練は乗り越えられる
樹神 太郎

世界大会で塾長は「思うことの重要さ」を 教えてくださいました。移転問題で悩んでいた 私には、まさに私のために話してもらっている ような気がしました。また講話の中で、「思う ことが大事です。そしてその際、自分には無限 の可能性があることを絶対に疑ってはいけませ ん」とお話しされました。その言葉で体中に電気が流れました。

そこから、がぜん勇気がわいてきました。社員と話をするときも、自信をもって「自分たちはできる」「わが社がなくなったら米国の錦 鯉産業は十年遅れる。お客様のためにもこんなところで、止まっていられないんだ」「わが社はこの業界に絶対に必要な会社だ。一生懸命がんばれば、神様は絶対に私たちを見捨てない」と話ができるようになりました。

また「出張中、社長が何をしているのかわからない」という声も聞き、月一度の「社長だより」で取り組んでいること考えていることを社員に発信するようになりました。

【気付き】

社内だより、や、イントラを使って情報発信はこの号の近く機関紙でもよくみかけます。前に星野リゾート星野さんも情報伝達のために、社内のイントラを使っているなどの記事をみましたが、社内へ考え方や決断方法、意図を伝えていく方法は効果あるのかも知れません。

過去アーカイブもあるのでその記事も参考になりますし。
手前味噌ですが私のブログもようやく2700回になりました、記事を書き続けて毎日反省を繰り返し今に至りますが、まだまだ。

社長は明るい夢と希望を作り出すのが仕事。
そういえば前に職業訓練でクレアネットに見学に来て、地元の神戸で就職したと言う方にお会いしました。

そのときにぼくが
「仕事の結果の方程式 = 情熱 × 能力 × 考え方 これが大事!
今は学校で勉強して職業訓練されてると思うので能力低くても、情熱と、絶対に顧客にも会社メンバーにも愛され信頼される人間になる!と考えて頑張れば結果でる業界のお仕事です・・・」 みたいなことを言ったそうで覚えていただいていました。

こういう機会はほんとうに嬉しい、だから今でも頑張れるものなんです。

多国籍の会社で従業員とベクトルを合わせ、
夫婦で会社を経営していくには 上原ポールひろあき

意見が違うのならどこが違うのかを夫婦 でよく議論して、正しい方向で協力していくしかないだろうと思います。抽象論ではなくて特に今、経理が大きな問題になっているという。 お話でした。

【気付き】

夫婦で一緒になって、家庭も会社も一緒にすることでの意見調整は
どこかで必須です。特に会社成長はいいと思いますが、成長の方法や
逆に費用を何に使うのかはまた違った意見や感覚が生まれます。

だからこそ調整話を。

専門職技術屋集団によるアウトソーシング事業の経営について
外園 誠 〈シリコンバレー〉

つまり、人を派遣することで収益を上げていきますから、あなた自身がその価値をどう考 えるのかということと同時に、その価値をお客 さんにも認めてもらわなければならないわけですから、ネゴシエーションが難しいと思います。

私は皆さんに「値決めは経営なり」と話していますがまさに外園さんの場合には値決め で経営が決まってしまいます。お客さんとの折衝のなかで、値決めはどうしていくのかがいちばん大事になるのだと思います。

【気付き】

値決めは経営。

強烈な願望を持てば心に描いたとおりになる
野口 享志 〈岡山〉 株式会社ニッコーテック 代表取締役

三年目から、社員同士の会話に、十二ヶ条、 六つの精進のフレーズが頻繁に現れるようになりました。それが後に、仕入先やお客様との 対話に、またお客様から仕事の仕方、特に問 題対処の公平さ、迅速さに賞賛をいただけるよ うになりました。最初は大変でしたが、入塾 直後から始めた毎月の社内フィロソフィ勉強会 も、十年二カ月、百二十二回連続、社員全員 参加で一度も欠かすことなく続けることができ ました。

どんなにすばらしい会社の目的、使命をつくり上げ、従業員に伝えるにしても、まず自分から実践できるように変わらなければなりません。
人が変わるのは、命を落とすほど衝撃的な経験をするか、繰り返し経験し続けるかのどちら かしかありません。そうしてまず自分を変えな くてはなりません。取って付けたようなことを言っても、従業員には必ず偽物であると見抜かれてしまいます。

【気付き】

仕事のついてですが、成果が生まれるためには同じベクトルあわせもそう、さらにそのベクトルが定着するのもそう。
そしてそのベクトルが生まれた際には、人材と企業が一蓮托生になるので退職も減ると思います。今の時代転職は当たり前ですが、だからこそベクトル同じくして一社で長くいる人の価値が高まっています。

特に考え方で同じくして腹を括っている人材は、経営からみても絶対に裏切れないしそういったスタッフにも報いたいと思います。そういった人材が増えてきているからこそ企業の底力を見せてやる、とも思えるわけです。

稲盛哲学の原点は松風工業時代にあり[上]
伊藤謙介 京セラ株式会社 元会長、京セラ創業メンバー

できなかったら、われわれ特磁課の仕事そのものがなくなるという危機感がありました。それ以上に「お客様を大事にする」という名誉会長 の基本的な考え方があったと思います。「われわれには供給責任がある。絶対にこれをやりとげなければいけない」という話をよくされていました。

名誉会長はもうお忘れだと思いますが、「大学で中途半端に勉強をするよりは、仕事に励んだ 方が良いのではないか。大学を辞めて、『稲盛大学』で一生懸命に勉強したらどうか」と言われました。

そのとき、私は迷わず、「はい」と答えました。名誉会長が「稲盛大学」と言われたのは、「仕事と人生について学ぶ」という意味だったと思います。一
仕事の実体験を通じて人はさまざまなことを学んでいくしその生き様が仕事にも反映されていきます。

【気付き】

伊藤謙介さんの書いた内容はいつも楽しみに読んでいます。
塾長の素の部分が多く書かれていて、全て納得できる内容に思います。

仕事の成果もあるのですが、メーカーの供給責任なんかはあまり聞く言葉ではなかったりするので、こういうことを実際に聞いて受けて仕事している中で得られたものはさぞ多かったのだろうと思うのです。

稲盛大学、という言葉もそう。学ぶことは学問の世界だけではなく実学、社会に出てから学ぶことのほうが実に多いですし、ひいては社会で世の中に出て人間は教えてもらえるのではと思います。会社でもそのような誘導をできているのか、まだまだ反省です。