[盛和塾] 機関紙マラソン 128号


[盛和塾] 機関紙マラソン 128号

塾長講話 リーダーに期待されるもの

常に自分が「フィロソフィにつかっている」という状況が大切なのです。
私の自宅のベッドや机の周りには常に、宗教や哲学に関する書物が何十冊と積んであります。思い立った時には、いつでもそれを手に取って読む。
そうして、私は自分を常にフィロソフィの中につからせているわけです。

そうでなければ、潜在意識に入れ込むことはできません。
つまり、心の奥のほうにある、いわゆる「真我」といわれる魂に受け入れてもらう ことにはならないのです。やはり、魂を揺さぶるような感動をもって吸収するといった読み方をしなければ、決して自分のものにはならないのです。
京セラフィロソフィも同様です。知識として持っているだけでは、
「いざ鎌倉」というときには絶対に出てきません。

【気付き】

意識ある部分ではなく自然にそれが通常になるように。これが大事です。
自分を振り返ったり日々反省しないとだいたい流されます。

自分自身もそうですし、人はそれほど強くないからこそ日々反省、日々精進。
理念を行動に高めて習慣化しないといけないわけです。

塾長講話 リーダーに期待されるもの

今がよければなおさら、 当社の従業員たちは「うちの会社は立派な会社 だ」と思ってくれますから、その立派さを維持 していくことが必要なのだと痛感して、私はさらに努力をしなければならなくなるわけです。

ここまで、人さえいれば、事業はできると言ってきましたが、その場合には、人間性とビジネス展開していく才能が必要です。そして、一番大事なのはあふれるような起業家精神です。一生懸命事業を拡大していこう、事業を盛り立てていこうという起業家精神を持っているかどうかが非常に大事なのです。そのようなものを持った人材を育てていかなければなりません。

何が言いたいかというと、人を育てなさいということです。私もみなさんを育てているわけ ですが、人が育ち、すばらしい人材が輩出すれ ば、事業はいくらでもできるのです。ですから、 先ほど言ったような重厚長大型の企業で、人材 はたくさんいるが、何をしたらいいかわからな いと言っているようでは、そこの社長はよほど のぼんくらだと言わざるを得ません。人を育てれば何でもできます。一芸に秀でた人というのは、すべてのものに通じるのです。

私は誰よりも教育がうまいと思っています。 京セラが大きくなったのも、そのおかげだと言って過言ではありません。それは通り一遍の教育ではなく、本当に人を教えることができるのだという気がしています。私ほどうまく人を 教えられる者はいないのではないかと、ふと思 うときがあるくらいです。

「実は、部下を評価するということは情け容赦もないことです。相手の欠点から長所まで、全部見抜いた上で評価するわけですから、心優しい人にはできないのです。しかし、配置をするときには、どうしても部下の評価をしなければ
なりませんから、情け容赦のない部分がどうしてもあるわけです。
そのようななかでズバッと見抜いていくことができなければなりません。

【気付き】

教育、を真剣に捉えてもっと実行できないといけない、と思います。

「人を育てれば何でもできます。一芸に秀でた人というのは、すべてのものに通じるのです。」

本当にそうです、何でもできますし、一芸ではなく物事の習得が極めて早く本質を捉えて実行できる人はいます。そういった人材を育成採用しないといけないですし、採用でも可能なら見つける発想でいないといけない。

人に関わる部分は情け容赦ないのですが、でないと全体が苦しむことにもなるのでここはズバッと見抜く能力や意思が必要、だからこそ経営者であるわけです。

自分は教育は苦手とわかっています。
もっと個人でなく野球のようにチームでやらないといけないというのもわかっているのですが、顧客へのサービスはwebサービスである以上、バトンタッチや品質管理などの部分はここは実に難しく悩ましく、できている気がしません。

弱みをつぶるのか、克服するのか、ですが、それほどうまくならないので、
徐々に改善程度を意識して精進です。

われ虚心に経営を語る 末石 藏八 〈福岡〉
株式会社キシヤ 代表取締役会長

知識、営業力では負けるが、私には若さがある。
然らばこの若さと元気さを武器にしよう!」と、現場の看護師さんやドク ター、検査技師の方々、そして事務の方々のところへ毎日顔を出し、修理品ほか、自分のできる小さい仕事を的確にスピーディーに処理することを徹底しました。

【気付き】

営業は正にこれです。

知識経験で負けるのだから、若さとフットワークで勝つ。
勝てるポジションはたくさんあるのでその土俵で勝つことが何より大事。
小さい仕事も着実にこなせば信頼貯金が増えます。

神崎 義世 〈宮崎〉 神崎建設工業株式会社 代表取締役社長

「ただ、ひとつだけ気になるのは、宮崎でやってこられますと、いつまでも続けられないかも しれないということです。マンションの入居率 をずっと保証できないかもしれないからです。 できれば、宮崎から大分や鹿児島の方へ出て行 くことも、ひとつの手ではないだろうかと思い ながら聞いていました。

【気付き】

飛び石ではなく、宮崎が可能ならば鹿児島に、大分に展開を行うことは正しいことですし、事業成長のための発想として正しい感覚という認識を。

日本一というビジョンに向かって、技術開発で先端をゆく
阪 和彦 アスカコーポレーション株式会社

塾長の睡眠時間は、そのときは三時間とおっしゃっていたように記憶しています。しかし、それは後日、塾長から大変なお叱りを受けました。

「社員にさせてどうするんだ。誰にも負けない努力とは、社長自らが率先垂範 して実践することが大事であって、そうしてはじめて部下がついてくるようになる。それをみなに強制する馬鹿がどこにいる」

おそらく最初は、みな嫌がっていたのだと思います。
「なんで、こんなことしないとあかんのや。それは社長だけやったらええやんか」と思い、私が一人でやっているのを黙って見ていた のでしょう。

しかし、今のリーダーたちは、私自身が学校まわりをして採用し、入社以来ずっ と育ててきた社員です。最後にはみんな、「社長がそこまでするのだったら」と、理解し参加してくれるようになったのだと思います。

【気付き】

・それは社長だけやったらええやんか(おれは知らん)
・社長がそこまでするのだったら(おれもする)

人材採用ですが、後者の人材をどこまで社内にふやすことができるのか、
また、最終的には社長よりも優れた人材を輩出しないといけない、
そんな気がしますし、正しい感覚だと思います。

激変する環境に向き合う「考え方」を学ぶ
小山 倭郎 元京セラ株式会社 取締役

第一に教わったのは、「技術仕様の打ち合わせは経営である」ということでした。「値決めは経営」という言葉をご存じの方は多いと思います。

経営者は、製品の価値、市場の評価をよく理解して、売値を決めなければならない、ということです。 「それでは、市場の評価が高い製品は、どのようにしてつくられるのか。それは、技術仕様の打ち合わせにおいて、客先の工程など、お客様 の事情をどれだけ配慮できるかで決まる。

川内の浜辺へ連れていってくれたのです。
開発チームのメンバーともども、川内工場からほど近い唐浜海岸を泳ぎ、たき火を し、貝を採って焼いて食べたりしました。
そのときに、社長は「どんなに仕事のことで頭がいっぱいになったとしても、絶対に心の余裕を失ってはいけない。そんなことではよい発想も湧いてこない」と言われました。

【気付き】

値決めは経営、なのですが、技術仕様の打ち合わせは経営である、これも痛感です。クレアネットの仕事も仕様変更や意思決定機関の複雑さなど、技術仕様によって複雑に変化しますので、ここを見抜くことは経営です。
そのような強い意識をもって事業を行っていきます。