[盛和塾] 機関紙マラソン 114号


[盛和塾] 機関紙マラソン 114号

経営哲学重慶報告会特集

人を魅了してやまない素晴らしい心根を持った西郷の「情」の側面と、合理的かつ緻密に物事を詰めていく大久保利通の「理」の側面、
あるときは情愛に満ち溢れた優しさ、あるときはないて馬謖を斬る厳しさ。「理」に照らして「情」に生きるような両極端を兼ね備えることこそが、
リーダーに求められる条件ではないでしょうか。

様々な形式的な手続きに手間どり、意志決定が遅くなっていないか。若い力を活かすことなく、職場から活力が失われていないか。
上司の顔色をうかがい、保身を図ることに汲々としていないか。また、自分の部署のことだけを考えるような、セクショナリズムがはびこっていないか。

ときに、組織において融和が乱れ、内部闘争が起きるようなことがあります。そのような集団内の不協和音の背景には、
第三等の資質しか持っていない人材をリーダーとして登用しているということがあるのではないかと考えています。

【気付き】

この話を聞いてぴんと来たのがあります。

高校生で甲子園で活躍した選手よりも、ドラフトで大学生から入る子はほぼ無名の高校だったり甲子園経験もほとんどない選手が多い、という話があります。

イチロー選手もそうだし、ホークスの柳田選手なんかもそれなりに強い高校だったらしいけど、そんな甲子園出てないし。南部高校からタイガースで4番打った濱中コーチなんかも智弁に勝ってません。

高校で甲子園いけなくて、結局大学でも野球やろうという選手で言えば、大阪桐蔭の根尾くんのような素質や天性のものはないという自覚があるのと、それでも高校野球で完全燃焼できてない何かがあって、自分の情熱と欲求と現在の立ち居地などが認識で来ているような、そんな気がします。

となると、その4年間でしっかりトレーニング積めば花開くんだろうと。
ついでにDeNAの吉見投手なんかも高校生で花開くわけではなく、大学行ってそのままプロ入ってという段階を踏んでいます。

※ 和歌山県民なんで。

客観的に、大学法学部で法律学んでいましたが今はほぼ違う分野来て仕事して今透けれでも、学んだ「継続して努力を行う大切さ」、「状況をみて決断することできる実行力」などはこの期間で学んだように思いますし、そういったことを学んだので違う分野でもやっていける、気もします。

甲子園で活躍したら燃焼してしまうので次頑張るのは大変、そうでなくて無名の高校で地道に頑張って、そのまま大学に来たときには、まっさらにゼロベースで吸収できるのなら結構伸びは大きいような気がします。

あと高校で甲子園でてこれくらいやってたんだ、という変なプライドもないでしょうし。

塾長の言う「素直な心」をもって、「絶え間ない努力を続けれる才能」というのがきっと大学で野球やって開花する選手にはあるんじゃないか、と。この

「絶え間ない努力を続けれる才能」

が選手としての大成を支えるような。高卒で3年で解雇なる選手をみるといろんな環境要因もあるんでしょうが、「絶え間ない努力を続けれる才能」はどうだったんだろう・・などなど。などなど。

曹 岫雲 稲盛和夫(北京)管理顧問有限公司 董事長

稲盛塾長は科学者出身で、企業家として名を知られるようになったが、本質的には正しい考えを徹底的に追求する哲学家であると私は考えている。
同時に塾長は教育家であり慈善家でもある。

「四字」とは「忠・孝・勤・強」です。忠は自分の国を愛し誠実であり自らの職業道徳に忠実であること、孝は年長者や目上の者を敬うこと、勤は苦労をいとわず修練を積み勤勉を誇りとすること、強は精神的にたくましくあり挫折や困難にくじけないことを指します。

【気付き】

経営者は求道者であり、事業家であり、思想家であり、教育者であるべき。
そして慈善家でもあり哲学者でもある。
経営は金を儲けるだけではいけません。

銭 興海〈 山東〉全家福文化伝播有限公司 董事長

稲盛塾長の「不養生が最大の養生であり、働くことが最善の養生である」という言葉の意味が私にはよく分かります。

人のプラスのエネルギーが燃焼すると、その人の生み出す成果は普通の人の三倍以上になります。物質的追求には必ず終わりが来ますが、精神的追求には限りがありません。人の幸福は八〇%が精神的なもので、二〇%が物質によるものです。気持ちが素直であればあるほど、人生はシンプルで楽しいものになります。

【気付き】

小人閑居をして不善をなす、自分は小人なんで閑居は絶対にダメです。
もう自分の特性を理解したので、ストイックにドMに何かやっていないと腐ります。人のこと、ほかのこと、社会情勢や政治に愚痴を言うようになるとあかんと思ってます、自分のできることに最大限の集中をもって、品質を高める、コミュニケーションを行う、経営を行う、これだと思います。

そして結果がうまくいくとやっぱり嬉しいし楽しい。

茅 忠群 方太集団Fotile方太厨房専家 総裁

判断に躊躇する時は人のためになるようにします。そうすれば短期的には損をしても、心にやましいことはなく、因果の法則を強く信じていれば、人のためにしたことは必ず自分に返ってきます。

【気付き】

損して得とれ、ではなく、損して徳とれ、といいます。
情けは人のためならず、でもあります。年月かけても、「全体からみて正しい」
と思うこと、人として正しいことを行えばいい、そういうものです。

稲盛哲学と「方太」における儒家の道

従業員に、こうした理念と価値観に本心からの共感を持ってもらってこそ、彼らに自らの行いを自覚的に改め、
優れた習慣を自覚的に養ってもらうことが可能になるのであって、そうでなければ教育の効果は上がりません。

従業員に恥と恐れを知ってもらうことで、自然と過ちをなくすことができるのです。

【気付き】

日本の文化は恥を知る文化、だと思います。
こんなことは恥ずかしい、というエネルギーは行動源泉になります、恥ずかしいことはしたくない、というのもすごく大事なこと。

何かで男性は集団だとオラオラしますが、女性は集団だとすごく集団行動になる、男性は1人だとおとなしいですが、女性は1人になると積極的になる、みたいな話もありますが、共感力もそう、こういった行動形式もそう、日本人だからそうでないからとかはないですが、行動心理学にも近い、メカニズムはすごくわかりますし意識しないといけないと思います。

学生のときなんかも集団になったら「いちびる」ものだった自戒をこめて。

李 彬蘭〈 北京〉新一佳スーパー株式有限公司 董事長

稲盛塾長は、「人生は盛大なパーティーではなく、修練の場だ」、「人生の本当の目的は心を鍛え、魂を磨くことにある」、
「指導者の立場にある者にはわずかな私心も許されず、自分の利己的な心など持つことはできない。指導者が私心を抱けば、組織は崩壊を免れない」とおっしゃいました。

【気付き】

私心を抱かないことなんですが、この行動はスタッフのため、この判断は会社みんなのため、などなど日々選択肢が多く悩むのが経営者。
今日事項をまとめてひとくくりにしたり、個別の差異性を見出したりしながら考えるのですが、人生の目的は心を高めるであっても、
その選択肢の中で何がいいのかは、常に悩むものです。

ただ気付いたのはこのような悩みをずっと抱えていると、全くゼロの私心判断は難しいのですが、
最終判断した際に納得できることと、取引先さんなどにもエクスキューズが利くんです。

徐 万剛〈 成都〉四川伊誠不動産有限公司 董事長

「働くことで得られる喜びは格別であり、遊びや趣味ではけっして代替できません。まじめに一生懸命仕事に打ち込み、つらさや苦しさを超えて何かを成し遂げたときの達成感。それに代わる喜びはこの世にはないのです。
人の営みのうち最上の喜びを与えてくれる労働において、あるいは人生の中でもっとも大きなウェイトを占める仕事において、充実感が得られないかぎり、他の何かで喜びを得たとしても、私たちには結局物足りなさしか残らないはずです。」

【気付き】

この話ですが想像力をちょっと豊かにして考えてみると、40歳で3億円もらって後はハッピーリタイヤしたとしたらいったい何を日々行って過ごして
生きて平均寿命の75歳80歳まで過ごすのか、そのように考えると多少の仕事なのかボランティアのような社会貢献でもしないと、本当に生きているだけ
のメリハリのない人生になってしまいそうです。

とすればこの仕事で充実感を得ることは人生という長い道のりでは大事です。

深川 真〈 広島〉株式会社マリモ 代表取締役

「自分は、金もうけけのために中国に来たのではない。もちろん収益がないと次へつながらないけれども、
それは手段であって目的ではない。私は父の夢を引き継いで、中国の人たちのために、日本で培った技術を元に良質なものをつくりたい。

【気付き】

何のために仕事をするのか、遠い異国で実現したいことは何か、そんなことを考えると答えはすぐに出てきます。
マリモさんだと中国の仕事に関わるパートナーにとってメリットを。

小野 浩喜〈 福島〉株式会社オノヤ 代表取締役社長
震災が利他行を積む絶好のチャンスに

私も勇気をもらい、「この震災は、善行、利他行を積む絶好のチャンスにする」と決めました。
そして、店を閉めたせめてものお詫びとして、瓦礫を片づけたりブルーシートをかけたりした費用はすべて無料にしました。
盛和塾での学びがなければ、こんな決断は絶対にできなかったと思います。

【気付き】

震災の話ですがお金や利益は大事、経費を最小に売上を最大に基本ベースがあるとしたときに
この超法規的な場合にどのような行動を取れるのか。

そう考えたときにフィロソフィーにたどり着きます。
無料の判断はよきか否かわかりませんが、人事を尽くして天命を待つ、からすれば回りまわって
戻ってくるようなご商売にとって大事な部分が記載されています。