[盛和塾] 機関紙マラソン 113号


[盛和塾] 機関紙マラソン 113号

塾長講話[第109回]

どんなにつらく苦しくても、「絶対に負けない、必ずやり遂げてみせる」という激しい闘志を燃やさなければなりません。

日本の近代史をひもといてみますと、およそ四十年で大きな節目を迎え、上がり下がりを経験する、つまり八十年という周期で、近代日本は、歴史的な変動を繰り返していることに気づかされます。

青森県や長野県で栽培している、「ふじ」という銘柄のリンゴは、国際的な標準価格の数倍もの値段がする、いわゆる高級果物として、欧米やアジア諸国を中心に、相当な量が輸出されているそうです。

昨年の三月に終了した、新生JALの初年度の業績は、売上一兆三千六百二十二億円、営業利益は一千八百八十四億円となり、JAL創設依頼、最高の実績で終わることができました。この利益額は、世界に数多ある航空会社の中で、何と最高でした。

【気付き】

40年で節目、はわかります。
いつまでも過去の栄光にひたらないのも大事、かといって古きよきものを踏襲するのも大事。
あと、モノを動かせば価値が生まれることも。砂漠で水が高値になるように、人や場所や時間をずらすと価値がうまれます。
実家和歌山のみかんなんかも、地元だと取れすぎてお金になりませんが、大阪や東京に行けば和歌山みかんはブランド物。

インバウンドなんかもまさにそう、このあたりに敏感にならないと。

眞鍋 和弘 〈福岡〉株式会社博運社 専務取締役

現在の物流業界は、物流コンサルティング業とオペレーション業とに分業化しています。平たくいえば、元請業(サードパーティロジスティクス)と業となる下請業に二分化しているわけです。

従業員の有志の三十名ほどで「二十六時間百キロウォーキング大会」に挑戦しています。毎年数名の途中棄権はあるものの、ほとんどの者が完歩しています。

【気付き】

コンサルとオペレーション、ですが物流と弊社のようなシステム系・web系・マーケティング系はすごく似ています。

「言われることを的確に早くやる」ことも価値ですが、「気付かない新しい気付きや発見を提供」というコンサル要素も必要とされます。

まだまだ経験ないのと、人に依存するのでコンサルとオペレーションではオペレーション業務に徹したほうがいいな、と思いますが、
コンサル分野も当然視野に入れています。ただ顧客を見て考える際にどっち思考なのかを明確にしないとあかん、というのもあります。

平田 保信 〈沖縄〉株式会社富士葬祭 代表取締役

フィロソフィというものは、近所のおじさんやおばさんにもわかるような言葉で話していかなければならないものです。

営業のスタイルも、私ひとりによる営業から全社員による営業に変えたことで、外向きだった私が社内にいることが多くなり、従業員たちと熱く夢を語る時間が増えました。楽しくてなりません。

もっと劇的なことには、ようやく会社がうまく行き始めたときに、従業員に八百万円も横領されます。

【気付き】

営業は難しい部分ありますが、高揚感とか一体感があると結構うまくいきます、結局人間は感情の生き物というのをいつも思います。

また夢を活力として行動すれば、行動と結果の因果関係で結果が生まれるので成果も実に出ます。行動しない限り成果は全く出ませんが
熱く夢を語る人は伝染します。

川島 永好 〈南京都〉敷島住宅株式会社 代表取締役社長

自分が何のビジョンも判断基準も示さず社員の欠点ばかりを指摘、批判するだけで、その社員の長所、強みを生かしきれていない自分の責任と気づき、権限を与え適材適所に配置することによって、本来もっている能力を発揮、成長する社員をみて、最近やっと社員との信頼関係が築け、絆が感じられるようになりました。

リーダーとは社員の心をどうつかむのかということなのです。社員が気持ちよく働いてくれるかどうかにかかっているわけです。その要諦を盛和塾で教わり、川島さんは自分の会社に応用していったのです。

【気付き】

京阪守口市駅から見える敷島さん。

知り合いの社長さんですが

「絶対100億やるから!」「見える世界変わるから一緒に行こう!」
など言って飲むと賑やかな社長さんいますが、トップはこっちのほうがいいですね。

なまじいろいろうるさいトップも「らしさ」ですが、
壁を越えるにはこっちです。欠点指摘とか批判は言いたいのもわからないわけでないですがダメ、です。放置して「いい部分」を見る。
そうすることで結構会社の雰囲気は変わります。

兄弟入塾で経営が変わる 塾長の教えがベクトルを揃える
コマニー株式会社

「私がなぜ取締役になったのかというと、それは社長の息子だからなれたのです」と、自分の気持ちを全部話したのです。
「ただ、取締役という責任をいただいたからには、皆さんに対して生意気なことを言うかもしれませんし、間違ったことを言うかもしれません。
そのときはぜひ、先輩としてどんどん叱ってください」と話したら、その瞬間から私の仕事が滑らかに回るようになりました。

「あいつは若造だし間違っているかもしれん」と、みんな思っているわけです。
ですから最初に自分から、「皆さんそう思っているでしょう。だから言ってください」と宣言して、「会社に対する思いは、社長にも負けないつもりでがんばります」と話しました。

【気付き】

二代目のボンボンといってもコマニーさん上場企業さんですし素晴らしい会社だと思いますが、いったん開き直り教えを請われると対抗する方法はなくなります。

この会話はすごく参考になります。上司だからえらい、社長だからえらい、何もありません。
西野カナさんに「トリセツ」という歌がありますが、上司のトリセツ、大事かもしれません。大事にしている価値観とか、モチベーションの源泉とか、悲しい事実とかとか。

絶対にしてほしくないこととか。

株式会社小倉屋柳本 代表取締役社長

稲盛塾長がよく「社長の分身をつくれ」とおっしゃっていますし、神戸の例会の経営問答でのコメントも、「分身をつくれ」と言っていただいたのですが、われわれトップ二人の分身をどんどんつくっていかなればならないと思っています。

【気付き】

塾長の場合、松風工業から一緒に仕事をしていた「伊藤さん」をすごく信頼していたように思いますが、そういった人材が必要。
小さいときから辛酸をなめて、共に苦労をわかりあったような関係。今なければ、新しい事業を作るなどして擬似的でもそういった状況を作らないとその関係性は希薄のままのような気がします。