[盛和塾] 機関紙マラソン 112号


[盛和塾] 機関紙マラソン 112号

塾長理念

経営の経験はないけれど、正・不正や善・悪などは、最も基本的な道徳律であり、子どものころから両親や学校の先生に教えてもらっていたことなので、
私にもよくわかっているという自信がありました。
こうして「人間として何が正しいか」という最も基本的なこと、つまり「原理原則」を判断基準として経営を始めたのです。

【気付き】

原理原則、なのですが、最近聞いた言葉に
仏教などのお経には「希望」という言葉はなくて、キリスト教には「希望」(wish、とかhopeかな)があるという話です。
仏教で言えばいまある生きていることに感謝、食べ物に感謝、万物に感謝、なのでその気持ちが未来を切り開く、というものなのかと理解してます。
原理原則を今、しっかり見つめ判断することが未来を創るんです。

塾長講話 京都銀行創立七十周年に寄せて成功する経営者の条件

発展性のある、すばらしい高収益の事業であれば、担保が無くても、その事業をタネに融資してもらえる。そういう資金を活かして、どんどん事業を拡大していくのが事業家なんや」

あくまでも、その経営者の人物、資質を見て、お金を貸すか貸さないのかということになるわけです。

一番目は「優れた専門技術、専門知識を持っている経営者」でなければなりません。

成功する経営者の条件
一、高い専門的技術力を持っていること
二、夢を持ちチャレンジする心を持ち続けていること
三、潜在意識に透徹する強烈な思いを持ち続けていること
四、事業の意義、目的を明確にすること
五、人間として正しい判断を下すこと

【気付き】

特別寄稿 回想録 稲盛さんならこうされる
安村 幸駿 〈京都〉京都銀行 特別顧問

常に大きな目標に向かって困難にチャレンジして行かないと、組織はおかしくなります。
他人の倍働けというくらいの努力が必要です。

最高のものができたことはいいのですが、それを売って適正な利潤を得られてこそ「製品」であるということです。

二歩も三歩も前はあかんのや。一・五歩くらい前のレベルでなかったら、世の中に受入れられないのや。何年か先の理想のことを言っても、世の中には受入れられへん」

【気付き】

大きな目標、ですが、世界に通用する、業界トップ、一流の、上場企業、最高のものをお届け、などなど、いろんな言葉あるのですが、
そういった目標を目指さないとあかんな、という感覚を最近強く思います。Jリーグでも最初から残留狙いではだめでしょうし、やるからには
トップを目指す、一位を目指す、のが当たり前なんです。

鹿島の小笠原選手は目標にチームメイトが「優勝」とか「三冠」とか書く中で「全勝」と書いていたそうです、これがチームリーダー。強い。
そうしないと目線は自然に下がります、楽なほうに惰性で動くのが人間なんです。やる以上は成し遂げる、業界トップになる、一流を目指す、こうでないとあかんと思います。

小塚 純一 〈名古屋〉株式会社花ごころ 代表取締役 取引先より自社を守るのは大善か

肥料メーカーなど、おおもとのメーカーまで直接販売に乗り出してきたということでしたが、園芸用の草花の市場はどうなのでしょうか。

花ごころさんが直接そういう小売店に教育したり、一般のお客さんにも手を取りながら教えてあげるような販売ノウハウをつくっていかれればどうでしょうか。

【気付き】

お花屋さんでもサービス化することで、お客さんにも満足してもらえるし差別化にもなる、そういった展開の話だと思います。
最後は生き残っていくのはお客さんの課題を引き出し、答えることの出来るお店。

これは他の業界でも同じです。

山下 孝一 〈東京〉幼児活動研究会株式会社 代表取締役

私が実感したのは、いくら立派なことを言ってもダメだということです。「いい会社にしたい」と、どこの社長でも言っています。
でも、会社は潰れていきます。大事なことは、具体的な形にして社員に示すことです。でなければ人は動いてくれません。

最初は誰もできなかったことでも、先生の言うように、毎日毎日少しずつ練習すれば、できるようになります。
子どもたちは卒園式のときに、何がこの幼稚園で面白かったのかといえば、逆立ち歩きができたこと、跳び箱が飛べたことだと言います。やはり身体を動かすことが、子どもたちの印象に強く残るのです。

【気付き】

教育者としての喜びは「前にできなかったことができたこと」だと思います。
うちの坊主はどんどんできることが増えてます、見ていて楽しいです。こういったことは会社も同じで、出来ることができるようになっていく過程は見ていて楽しい、
またその喜びがないと教育者ではないような。

学校法人松風学園彦根総合高等学校 理事長 松金工業株式会社 会長

そうしなければ、今年は雇っていただけても、途中で辞められたら、来年から採用してもらえなくなります。今年の卒業生が一生懸命にがんばってくれたら、その企業から「もうひとり頼むわ」となります。
就職に関しては、このように地道に活動していく以外に、うちの学校の生きる道はないのです。ですから、こうしたかたちで就職を広げていっています。

【気付き】

あの日あの時 稲盛和夫氏[第63回] 関 浩二 前京セラミタ代表取締役社長

「サイバネットの人はいい人だ。よし、結婚しよう!」と宣言されたのです。
私たちは「やったー!」と沸き立ちました。救済合併することを「結婚する」と表現してくださったのです。
「結婚する前というのは、皆それぞれ生まれも育った環境も違っていますから、よい面も悪い面もあるでしょう。しかし結婚する以上は、前のことはなんだかんだと言わず、一緒にがんばっていきましょう。それが結婚というものです。」続けて、そんな話をされたように記憶しています。

数字を厳しく追及する姿勢も実は利他なのです。まるで「ヘビのような目」で数字の追及をすることと、名誉会長のおっしゃっている利他や愛は、一切矛盾がないのです。
会社というものは、絶対に残さないといけないわけです。それも発展させて残していかなければならない。それは社員のためなのですが、そこには絶対に利益が必要です。利益がなければ、会社は存続しないのです。

いくら厳しくとも、会社がつぶれないようにすることが最も大事なのです。社員がずっと働けるようにすることが経営であり、まさに利他ではないか。

【気付き】

ちょっと前に姫路セントラルパークさんに行ったのですが、ちょうど「浅田農産」さんの近くだという話になりました。

浅田農産さん、今でも覚えていますし、改めてwikiで読んだのですが、経営者になってから読むと何とも言えません。
「こうすればこのような事態になる」想定がないのと、想定どおりに起こっても耐えれる蓄えも大事です。経営ではいろんな学びあるんですが
「ここからは即死だよ!」は言ってくれませんし、弁護士や税理士などの味方と思うパートナーも最後は自分の利益を守ります、
従業員も同じく労働基準法を最後の最後は砦にして攻撃します、孤独や絶望的な現実が来るときは来ます。

今盛和塾で学ぶことは、こういった最後の最後で自制を保てるかどうか、教訓を得て生きることができるか、だと思っています。
だからこそ「社員がずっと働けるようにすることが経営であり、まさに利他ではないか。」なんです。