Pocket

盛り合わせ

2月17日限定!食文化体験イベント

こんにちは、うまみです。

いつもお世話になっている”京料理 とりよね”さんにご紹介いただき、イベントに参加してきました!

京都を代表する老舗のスペシャルコラボ!

各お店の名物をいただける、いいとこどりのイベントの内容は…

  • 都を代表する老舗の若旦那4人がコラボした全8品の特別懐石料理をいただきます。
  • 祇園・宇治・嵐山を舞台とする、各料理人紹介。またお店の歴史と云われについてトークセッション。
  • お料理提供時に、食文化を交えた料理の説明をしていただきました。

会場は円山公園内にある「京名物いもぼう 平野家本家」さん

京名物いもぼう 平野家本家」さんはおいもと棒鱈の煮つけが名物の老舗です。
円山公園の近くにお店があります。

枝垂桜が有名な円山公園。
うまみも大学時代はここで花見をしたのを覚えています。

最近の京都はほんとにアジア系の外国人の方が多くて、昔と雰囲気が少し変わったなと感じました。

タイムスケジュール

16:30 受付
17:00 趣旨説明と自己紹介
17:10 食事と料理説明(105分)
18:55 閉会挨拶(北村様)
19:00 閉会

京都らしい素敵な店内

提灯の明かりがとても素敵

夢のようなお食事内容

永遠に続けはいいのに…と一品終わるたびに切なくなるほど美味しかったです。

お品書き

心を込めて手書きされてます。
雅ですね。

先附

抹茶豆腐です。
宇治 丸久小山園さんの高級なお抹茶を使用しています。
にがりだけで固められた豆腐は、作るのに大変時間がかかっています。
作ろう!と思ってできるのが3日かかるそうです。

食べるのは2分でした…。

八寸

4人の料理人の技が結集した盛り合わせです。
まさに食の美術館のようです!

うなぎの皮の部分を内側にして、ごぼうを巻いた一品。
この技は職人にしかできないようで、みなさん大変感動されてました。

笹の中身は鯛のお寿司です。
香りがしっかり移っていて、鯛もとても柔らかく美味でした。

海鼠(なまこ)です。
初めて食べましたが、美味しさに感動しました。
たこわさのようなコリコリした触感。

海鼠の硬さ調整は、酢につける時のお酢の温度で変わるそうです。
温度が低いと、硬めに締まり
温度が高いと、柔らかく仕上がります。

白みそのお雑煮です。
京都の本田味噌さんの白みそで、優しい甘さが特徴です。

青のりではなく、甜茶がかかっています。
ふわっとしたお茶の風味がさわやかでした。

今は2月で、春の料理と冬の料理が混在していて、
季節の変わり目は使用する食材や、盛り付けが難しいそうです。

冬から春は混在していても違和感がないのですが、

春から夏
夏から秋

は特に難しいそうです。

向付

ぐし木・芽和え造りです。
こぶ締めされていて、粘りがある身が木の芽と絡んで…
みんな仲良し!旨味が一致団結している味です。

煮物

いもぼうです!
この季節はえびいもと棒鱈です。

さといもで作る期間の方が長いのですが、えびいもで頂けたのは、とても特別感があります。
もちろんさといもでとてもおいしいと思います!

タラから出るにかわがいもを煮崩れから守り
いもからでる、煮汁でタラが柔らかくなります。

先代の料理人がたまたま一緒に煮たら、とでも美味しくできたので、
この時代まで代々このレシピが引き継がれてきました。

まさに、運命の出会い。
愛の味です。

熱物

水炊きです。
スープが濃厚で、口の中全体に味が広がります。
ポン酢がついていましたが、何もつけなくても鳥の味だけでいただけるお鍋でした。

シイタケが”米”の字になっています。
鳥と米で”とりよね”です。

ファンタスティック!!

鯖寿司です。
昆布を取っていただきます。
(昆布も食べれます)

形がとても美しい…!

写真をとる前に待ちきれず、かじってしまいました…。

昆布を付ける時間によって、味が変わる鯖寿司は、お店で食べる味と持ちかえって食べる味はぜんぜん違うそうです。
好みはありますが、時間がたってから食べたほうがおいしい!

お持ち帰りにおすすめ!

水物

デザートはほうじ茶アイスとお抹茶のチーズケーキ。

永遠に食べてられます。

ほうじ茶アイスは、牛乳と卵とほうじ茶しか使ってないそうで、
アイスクリンのようなさっぱりとしたくちどけ。

お抹茶のチーズケーキはお抹茶を食べているようなのに、苦味がちょうどよく、最高でした。
ホールで食べたいです。

京都の料理人は仲良し

お料理が最高なのはもちろん、料理人の皆様が仲良しで、心地よいトークが聞けたのがとてもよかったです。

調理方法など、教えあったりしているそうなのですが、料理人にはプライドがあるらしく、聞いてもどうしても自分なりにアレンジしてしまうそうです。

最後は教えてもらった通りにして、成功する!なんでことが多々あるようで、みんなで協力して楽しんでお料理しているんだなと感じました。

名物を持ち寄ることで、味がけんかするんじゃないか、不安もあったようですが、逆に良い感じにまとまっていて、
みなさんの人柄が出ているような料理でした。

大満足

体が美味しいものを喜んでいるのを体感しました。
よるのお店も、明かりが大変雅。

同行したK氏に一番美味しかったものを聞いたところ

あえて言うなら、全部。

だそうです。

わかります、私もです。

KYOTO365「本物の京都」

今回のイベントは”KYOTO365”による、スペシャルコラボイベントでした。

”KYOTO365”は京都料理芽生会を中心とした、京都の食文化を未来へ継承するために活動されています。

料理人たちが研鑽・研究を行い、未来へ向けた挑戦も積極的に行っています。

今後もたくさんのイベントを企画されるようですので、参加してみてはいかがでしょうか!
きっと、本物の京都を感じることができると思います。

Post Navigation