アレックスファーガソンの采配と香川選手

信賞必罰。

三国志でも戦国時代でも、ましてやビジネスの世界でも、この信賞必罰の原則がついて回ります。
信賞必罰の意味は、賞罰を厳格に行うこと、賞すべき功績のある者には必ず賞を与え、罪を犯し、罰すべき者は必ず罰する意味ですが、三国志の蜀の諸葛亮のように「泣いて馬謖を斬る」ことも必要なわけです。

ところで、マンチェスターユナイテッドに話が飛びますが、香川選手が活躍しています。
監督のアレックスファーガソンですが、香川を絶賛しているかと思いきや、チームの顔であるルーニーを先発から外したりとその選手起用の手腕を発揮しています。ファーガソンにとっては、選手の顔色は関係なく、目指すものは全員の勝利。のみ。結局、全員が総じて納得できるのは、「組織の勝利」という結果と正義しかないと思います。

今のガンバのように負けが続くと内部の不協和音が生じたりもするでしょうし、なでしこやオリンピック男子サッカーのように結果が出れば、不協和音も吹き飛ぶはずかと。「しっかり頑張ったし結果が出なかったのは結果論さ」で経営もサッカーも納得できない世界なので、香川選手が途中交代するのも当然。ルーニーが先発でないのも当然。しかるべき采配が明確なので、アレックスファーガソンは25年以上も監督をしているのだと思う。

采配が素晴らしいとか、選手交代が絶妙だった、人心把握術がすごい、全て結果が出たあとの結果論。
愚直に結果にこだわらないと監督もクビですから。

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