大阪産業創造館:起業支援スペース立志庵での講演

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https://www.sansokan.jp/events/eve_detail.san?H_A_NO=21475

>立志庵は起業という目標を成し遂げようとする人々が集い、その準備を行うための場所

史上最多のメダルに盛り上がったリオオリンピックももう閉会式ですが、日経に載っていたキングカズさんのコメントで日本の競泳が強くなってメダルを取れるようになったのは北島康介選手のおかげだと。北島康介選手が金メダルを取って「おれでもいける、私たちでもいける」という周囲がやれる自信を持てるようになったのが大きかったという内容の記事がありました。

メダルなんかは正にこの連鎖反応があるもので、これは今回の水泳なんかでは瀬戸選手と萩野選手の関係なんかも正にそう。卓球の福原愛選手から始まって石川選手に今回は高校1年生の伊藤選手などどんどん若いけど世界で活躍する選手が出てきました。これも福原選手が扉をこじ開けたところから、それを見ていた小さい子供たちが「私も福原選手のようになりたい!」という夢を持ってチャレンジするようになり、今回のメダルにつながっています。

ここで大事なのは「遠くてすごい人」を目標設定にすると見づらいので、近くだけど届きそうかな、という人程度を見てチャレンジしてもらうほうがたぶんいいような気がするということです。サッカーの日本の選手なんかでいえば、フィジカルなんかは絶対に勝てない部分あるので他の部分で勝つとか、フィジカルはそれほど強くないけどテクニックは素晴らしいフロンターレ大島選手にあこがれてみるとか。

この前に、大阪産業創造館の起業支援スペース立志庵での講演してきましたが、立志庵での経験とそのあとの仕事の話などの内容でいろいろと起業前の方に説明など行いました。

短い期間でそれほどすごいこと言えないなというのはわかっていたので、こういったときにいつも気にするのは
「このおっさん程度なら自分のほうがましかな。頑張ればこのおっさん程度まではいける確信しかないわ」
と「おれでもいける、私たちでもいける」とやれる感を持って帰ってほしいというやつです。大概失敗してますしやらかして必死のパッチでリカバリーしてますが、それでも前向きに生きていける、おれでもできる感を持ってもらえれば、「起業とは孫さんのように志高く夢大きくないといけない」わけでもない部分など感じてもらえるように思います。

あいつができるなら私もできる、自分の経験からすればビルゲイツさんとかテスラのイーロンマスクさんとか、アマゾンのジェフベゾスさんなど噂も聞けばビジネスもすごい人は世界にいますが、会ったことないしどんな人かもわからないとライバル視とか目標とかほわほわして見えてこないので、もっと身近なお会いしたことあったりする経営者さんのほうが、「あの人があそこまでやってるなら負けてたまるか」感じに思えます。

イマジネーション力の欠如かもしれないのですが、スポーツもそんなものなのでそれでいいかと。逆にそのように立志庵での講演を聞いていただいた方々がそのように感じてもらえれば実に嬉しいこと。

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