問題意識をどこに持っていくのか

問題意識とか課題とかうんたらかんたら。水泳のマイケル・フェルプス選手が引退表明しましたが、メダル28個取得してそのうち金メダルは23個。自由形、バタフライ、メドレーリレー、はわかるのですが、個人メドレーも金なので全部できるんですね。この「フェルプス」選手を超える問題意識なら、毎日苦悩と苦痛と辛くなります。課題だらけと練習方法やメンタル、食事の管理もそうなので、その差を見た際に泣きそうになります。

金メダル取得するアスリートはみんなこのレベル、だと。その問題意識は、『理想追求型【一流レベル】』です。

・『理想追求型【一流レベル】・・高い理想を描き、その実現に向けて現状とのギャップを埋めて行こうとするもの。世界一、日本一、業界No.1、カテゴリーNo.1などへの挑戦がテーマとなります。トップアスリートはこれ。
・『変化への先手対応型【上級者レベル】』・・変化しつつある経営環境・競争状況・顧客ニーズなどに対して先手で対応するもの。何もせず放置すればやがて大きな問題が発生する。革新・変革への挑戦がテーマとなる。
・『発生型【普通レベル】』・・クレーム・トラブル・事故・災害対応など、問題が起きてしまってから対応するもの。元の姿に回復させることと再発防止がテーマとなる。

普通は「発生型」です。バイトなどではこんな感じの仕事でいいですし、より高い次元などはあまりないのが普通。
ただ、変化への先手対応型で先手先手で追っかけて仕事を創造していかないとジリ貧になります。
さらには、トップアスリートのような高い理想を掲げることができれば、もっと質を高めて社員の問題意識を高めることができれば、自ずから問題意識が行動へと導かれるように思います。

テニスで錦織選手が、卓球で水谷選手がメダルを取りましたが、選手村で活躍する日本選手と交流があったとナンバー等の記事に書いていました。トップアスリートはアスリート同士わかりあえる部分ありますので、違う世界でも国の代表であったりみんなの期待に応えたいという雰囲気や空気感が影響あったそうです。あいつがやるならおれもやる、今までやってきたおれのベストを出し切ることだけに集中する、そうすれば結果は必ずついてくる、そんな意識やメンタルは実に強い。

経営も発生型ではなく、理想を追求していく理想追求型に変えればストレスだらけですが、結果を得た時には病みつきになれます。マラソンと同じです。

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