シーサーとシークワーサー

日本代表のガンバ遠藤選手や宇佐美選手の話。どちらも三人兄弟の三男なんです、サッカー選手や野球選手、スポーツ選手で活躍している人は次男や三男など上にお兄ちゃんがいるケースが多いようで、野球選手のホームランなんかも結構この統計は当たります。長嶋監督、王監督、サッカーならメッシなんかも三男、クリスチャーノロナウドなんかも兄弟が上にいます。何よりも「!」と思ったのが、レスリング女子の吉田選手が上に兄が二人いるそうで、お兄さんもかなり強かったとか。

ここから言えるのは、お兄ちゃんなどと一緒に過ごしているうちに身体能力も伸びますし、混じっているうちに上手くなりますのでサッカーでも野球でもレスリングでも上の人と稽古してるから同世代では秀でた存在になるという結論。これは才能があったとかでなくそういった環境かと思いますし、推測ですが家族の会話も「あのシュートはああだ、こうだ」とか、「あのバッティングはあーだこーだ」「あのレスリングはああだこうだ」言っている食卓の会話はそりゃその道に長けて活きます。さらに両親までそこに入れば強くならないはずがない、と。(吉田選手のお父さんもレスリングされていたそうで)
そういう意味でスポーツ選手の中でもトップアスリートの環境を見るとサラブレッドな環境をたまに感じます。

経営者の塾なんかに行くといつもこの三人兄弟の末っ子の気持ちになります。上の人たちの会話などで「考え方のスケールがでかい!」とか、「積んだ経験の量は比べ物にならない」などの年輪の差です、いい刺激ですし意欲がわきます。

話は変わりますが、パナソニックの松下幸之助さんは小学校4年生からご商売の道に丁稚奉公として入り、シャープの早川さんは小学校卒業後、昔の人はご商売の道に入るのが早かったのですが、私の場合には高校生でようやくバイト、きちんとした仕事に就けたのは26歳からなので、本当に遅い組ですし家も商売一家でもないからビジネスのイロハもわからずのまま。周回遅れで必死のパッチでやってますが、時々お会いするサラブレッドな方にいつも気後れしますし羨ましく感じます。会社でいつも雑談のようにビジネス面でのなかなか気付かない部分の会話しますが、それに言わずに気付くのは至難の技だし経験が必要。

前にお客さんのところに訪問したらドアのところに「シーサー」が置いてあって、「悪いもん来ないように見張ってるんですねこのシーサー君たちは」と話していたにも関わらず、そういったインテリアの話していたにも関わらず、ふとそのことを後日スタッフ同士で話してたら、「あのお客さんところは縁起もあるんだけど、玄関にシークワーサー置いてておしゃれやった~」など言ってて微妙に内容がずれることを痛感します。それも環境。

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