面談で駅から歩いてきた時間や建物を聞く理由

写真は大阪のビジネスの風景。クレアネットは大阪の南森町駅という地下鉄の梅田で言えば1駅、大阪駅からも歩いても10分~15分くらいなので割と都会にあるのですが、地理間がないと時おり会社の場所がわかりずらく混乱されて電話を受けることもあります。またビルがおしゃれなカタツムリの形なので、大きく看板があるわけでもないから余計に迷いやすいという欠点もあります。

まあ、おしゃれビルなのでそれは最初からわかっていたのですが。

ただ、初めて来られる方はやっぱりわかりずらいわけで、わかりずらい分メールなどで送る際には「少し変わったビルですので・・」と前置きを入れたりもしますし、そんな理由で『from the outside of the company』なんかも作ってるわけです。

ところで表題の、「面談で駅から歩いてきた時間や建物を聞く理由」についてですが、会話の慣れのためです。会話に慣れないと本音や詳細は聞き出しにくくて、角度をつけると余計に難しくなると感じてるんです。

会話はその雰囲気に流れることもありますが、自然な素の部分を見たいのが本音ですし、面談の相手も本音を引き出したいと思っているはず。なので質問を受けた場合には、売上や仕事の内容、離職率や残業状況もはっきり数字で言いますし過去の失敗も多く話しますし、その前に前置きで話を入れたりもします。

ちなみに、少しわかりずらい建物なので最初に聞くわけなんですが、実際にはこんな感じでさらっと「少しわかりずらいでしょ?」と、会話の何気ない最初に言うわけです。もちろん否定してほしい、肯定してほしいではなく、「今日は暑いですね」程度の会話の共感です。

面談の場合、最初からエンジン全開で「貴方の強みは?」「貴方の弱みは?」「貴方を採用した場合の弊社メリットは?」と入るのもいいのですが、少しは慣れが必要ですし、この手の質問でサクサク返答する人材くらいのほうが実際に有能と思います。エレベーターピッチといわれるように10秒~20秒で返答できれば頭の回転も早いはず。ただそこを期待しているわけではなくて、あくまで自然な感じの場つくりが大事であって、そういった会話をするには時間がどうしても必要かと。特に技術面を強みにする場合は。

面談で駅から歩いてきた時間や建物を聞く、のは、会話の準備体操程度なのですが、抽象的なことを聞くよりも最近の記憶に添ったことを話してるうちに会話もやり取りも頭も活性化してきます。最初に「あなたの夢は?」などから入ると評価がしずらいのもありますし、やっぱり負荷かかります。意識高い系だとさくっと回答きますが、継続性がなくもって1年かな、とか経験則があったりもしますし。

・自分の強みを明確にアピールし、自社メリットにつなげる部分まで言えないようだとアウト

などの面談の虎の巻などあるんですが、うちのような会社が上から目線で物事を言うなんてありえません。何万、何十万ものいろんなたくさんある会社の中から縁あってうちを知って来てもらって面談するのだから、しっかりとお互いを知っていく有意義な時間にしたいな、と思うので、面談で駅から歩いてきた時間や建物を聞くわけです。

偶然にも縁あって会社に来られたみなさん、面談で駅から歩いてきた時間や建物を聞いているのはそんなわけです。リラックスして表面だけではなくお互いを理解したいので。

関連しているブログ記事一覧