私の履歴書からの私の修羅場

日経新聞に毎月私の履歴書が出ていて、日経の存在を知ってからずっと読んでいるような気がします。中坊公平さんが整理回収機構のときなどの私の履歴書に出てた記憶があって、すごい人生を歩んでいるんだと学生くらいの若造ながらに感動したのを覚えています。

あれからいろんな方が私の履歴書に掲載されていますが、こういった人生の振り返りと棚卸しは非常に参考になりますし、立派な人の話を聞くと自分自身はまだまだだと感じることができます。ところで、『私の履歴書からの私の修羅場』というのは、いろんな先輩や経営者さんに話を聞くとほぼ「修羅場」経験を持っているわけで、

・自分が大きな病気をする
・従業員が大きな事故を起こし、従業員だけでなく被害者が出てしまう
・サービスに瑕疵(不備)があって大きなトラブルになる
・新聞やマスコミに大きく報道される、風評の被害が出る
・そんな結果刑事事件の問題にもなる
・工場が火災で全焼

などなど。あげればキリもないんですが、そういった話を聞くと修羅場の経験は人をすごいものに変えると思います。
特にワコール創業社長の塚本さんは、戦争中のインパール作戦で55人の隊員中3名しか生き残らかった1人で、日本に帰ってきてご商売を始めた、と聞くと、修羅場あれば今の苦労はただのサウナのようなもので、となる気がします。そんな修羅場を話すとやっぱり話を興味深く聞いてくれることと、若いスタッフの大きな参考になるな、と。

そんなわけで、『私の修羅場』というのを意図的に会社でも行うようにしています。
ただ、修羅場と聞くと、「修羅場穴場女子浮遊」と「愛之場裸場男子燃ゆ」のメロディがこだまします。

■ 参考
創業家列伝~塚本幸一(ワコール)

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