値切りをして良い相手としてはいけない相手

歯医者さんの話で面白い話があります。ある歯医者さんでとある男性が歯を抜いたときの話。

先生 「はい、虫歯1本抜けました。お疲れ様でした」

男性「ありがとうございます。てか、先生は1分で1本歯を抜いて、1万円とかもらっていい商売ですね~ 1分で1万円の商売ですか~」

先生 「OOOOOOO」

何と先生は返したか、という内容の話です。

回答は 『それならもう1本抜きましょか!(怒)』

抜くにあたっての技術はそう、それまでの大学や現場での経験や勉強もそう、レントゲンなどをみる技術もそう、リスク分散などもそう、その1分の技術にいろんな技術や経験やノウハウが凝縮されているので、1分を普通の1分と考えてはいけないわけです。さらに言えば、上手な先生だから1分で終わったわけで、下手な先生なら5分とか10分とか何度も通わないといけないとか、そんな患者にとっての不都合もあるわけです。そんなことを風刺したジョーク。


医療行為は誰にでもできるわけないんです。

値切りをして良い相手としてはいけない相手は誰か?と言う話。職人さんの値切りは品質を下げてしまいますし、結果期待されていたものを得ることができなくなります。
「歯を抜くけど先生まけて」とか「手術するんなら、10%オフで頼みます」
などはみたことありません、医療行為にも匹敵するようなすごい技術を持ち合わせるような腕の磨き方をすることはこれは大事、そう思いますし、その技術や内容、そして価値あることをしっかりと伝える努力も必要です。実はいろんなことを考えながら決断・行動しているというリスクをしっかり伝えないことも大事です。

関連しているブログ記事一覧