東日本大震災と人を助けるすんごい仕組みと

震災から結構経ちますが復興はまだ、という話を向こうで仕事をしている人に聞きました。復興の関係で仕事量が増えているとか、和歌山国体のほうが忙しそうだとか、肌感覚の雑談程度でもおよその雰囲気は推測できます。最近改めて読んでみた「人を助けるすんごい仕組み」。震災で情報網が錯綜している中でボランティアで団体を立ち上げて復興支援された方の話です。

何かしたい、という感情はあの震災をテレビで見れば誰もが感じましたが、実際に何をすればいいかわからない。そして支援する団体を作ったものの人員が遊んでしまう状態になったり、中のひとの役割分担がはっきりせず行動を結果が伴ってこないような現状があったようです。

「あまりに早い組織拡大に実際の交通整理が伴っていなかったのである」と文脈上にありましたが、こういった場合に権限委譲と役割分担を行うとたぶんですが、縦割りの弊害が出ます。それはうちの仕事ではない、といういつものものですが、その間を取りまとめていくのが潤滑油である理念とかビジョンとか評価。少し経って読むと問題意識が変わるので見る視点も違います、そんなものです。

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