ログミーからLINEの社長森川さんの話と和魂商魂

ログミーにLINE森川さんの話が掲載されていました。ログミーはいろんなセミナーや講演の書き起こしですが、結構面白いのでちょくちょくみてますが森川さんだったり経営者さんも結構出て来ています。IVSからの引用なども結構多くて非常に参考になります。

森川亮氏「日本企業には”捨てる技術”がない」 LINEを躍進させた”ゆるキャラ社長”の経営哲学

読んでいて思いますが、文章も長いのではしょって書くと、サブタイトルの中見出しのところなどでいえば
・両立は非効率! なにかを捨てる度胸がみんなをハッピーにする
・日本企業は自分の強みに固執しすぎ?
・LINEはリリース直後から大ヒットを予感させた
・森川氏が醸し出す、「ゆるキャラ的なリーダーシップ」とは?
という4本だてで、森川さんのキャラクターらしいコメントが紹介されていますが、『両立は非効率! なにかを捨てる度胸がみんなをハッピーにする』などがしっくり来る部分が多いかと。

最近特に感じますが、ある意見に対して「こう思うけどどうなのか?」などはその背景もそうだし、決定権がぼくにあってもたぶん任せたほうがうまくいくことが非常に多いわけで、提案内容なども含めて「決定することも任せたほうがいい」とすごく感じるのです。ちょうど居酒屋などで、大将に今日の美味しそうなものをだいたいで出してきて!みたいな感じです。そこには、ぼくが選んで「今日の刺身」を注文するよりも、気温とか雰囲気とか、料理の流れなどによって微妙に異なってくるわけだから、作る人に任せたほうがたぶん結果もうまくいく、こんなイメージです。

仕事も細かく言うよりも任せたほうがいい、絶対いい、そんな気がしますし実際にそうだと。
デザインなんかでもずっと前ですが、確かファイヤフォックスか何かでサイト上の問い合わせなどのボタンは「グリーン」が最もクリック数が多かった、みたいなレポート出てましたが、あの茶色のファイヤフォックスのサイトだからグリーンがそのときはよかったのであって、別サイトで同じく使うと「??」みたいなことになるわけです。そんな統計も知りつつ、あえて使わない選択をするならそっちがいいと、なので何かを捨てるというのはぼくが決定することを捨てて、決定する人を決めて決定してもらう、こんな感じです。信頼して仕事を任せれる人に任せる。

任せれる人が増えるからこそ、引越しもできるわけですし、仕事もうまくいきます。そういった人が増えることが大事なんだと、たぶんですが、森川さんの感じだと思ってそうに感じます。うちでもお客さんからスタッフを褒めてもらえる機会が多くなってきました、そういったときにいつも感じます。スタッフの成長=会社の成長。

といいつつも。

永野さんの和魂商魂より。

信長が桶狭間の戦いに関して、少数の兵で勝てたのは日ごろから毎日30里を馬で乗り歩き、地理を熟知して桶狭間の周辺はどぶ川の深さまでを心得ていたそう。日ごろの情報判断があったからこそ、あの雨の降るタイミングと今川義元の軍が休憩しているときに討ち取れる、と確信し実行できたそうだというエピソードがありました。歴史を学ぶことはこういったこと、また仕事を任せるといっても、この桶狭間の戦いのように戦の判断をするのは大将の仕事、また勝機を見つけるのも勝てる算段を描くのもそう。

全部任せたら社長いらん、になります。大きな判断は当然しっかり状況把握も含め見識を増やす。

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