久しぶりにジャパニーズドリームを読む

会社にいろいろ本を置くことにしたので、昔に読んだ本を改めて読みたくなって買ってしまったりすると今は置いているので毎月数冊か数十冊は確実に増やしてしまっている本棚にあった、サイバーエージェントの藤田社長の最初に出した本、「ジャパニーズドリーム」。

26歳と言う若さで上場した藤田社長の当時の本なので、成長過程での若さからくる熱い想いがすごく伝わる本の内容ですが、その中にバイトで手伝ってくれていた石川くんが社員になるって言った瞬間に「本当に嬉しかった、他のどんなことよりもようやく一緒に活躍できる仲間が増えた」という文章のくだりがありました。

初めて読んだときやその後何年か読んだとき、そして起業を行ってから、またここ数年前に読んだときなど、結構何回か読んでいますので内容も結構覚えているのですが、この社員になってくれるという部分は今が一番共感できますね。読む心境はそのときどきによって異なるのですが、背景にあった経験や沿革的な部分から、そのときどきの感情は左右されますので、ようやく同じ納得できる心境になれたのかもしれません。

経営や事業に関しては、同じ旗を掲げて理念やビジョンが同じくしないと仲間や協力者が現れません。シンプルに採用さえすればいいのでしょ?と思うのもわかりますが、想いの共感や共有がないと仕事もできないこともあるんです。そういった意味で事業は永遠に仲間を探し、共にビジョンに向かって進んでいくことが必要なんです。
藤田さんも社員になるって言ってくれて嬉しかったとあるのですが、激しく同意。いつも思うのは、「仕事をしてもらっている」、「会社に来てもらっている」、などの気持ちです、また研修生やインターンに関しては、「うちに学びに来てもらっているからこそいい経験や体験を感じてもらわないと」という気持ちです。

何かを与えるようなことは難しいことですが、何かをしたいと思ってくれたときにそのしたいことがそれほどハードル高くなくやれる環境つくり、それが大事かと思います。そういえば今日で実習生の田中さん、大野さんが最終日でした。田中さんの朝礼のファイブフォース分析聞きながら、発表した職種、切り口、発表内容、短い期間だったけど本当にいろんなことを吸収してもらえたんだなと嬉しくなりました。大野さんの大人な配慮や田中さんの成長であったり、いろんな人の成長の機会がこの会社で存在しているというのはまた嬉しいものです。

研修生も「学びに来てもらっているからこそ、いい環境を用意しないと」と思うわけです。
人の成長が結果会社の成長に返ってきます、そういった環境つくりが何よりも大事です。

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