立花龍司コーチの日米プロ野球で実践した「潜在力」の引き出し方

ロッテやメジャーリーグでも活躍されていた立花さんのコーチについての著書です。
潜在力とい言葉に関心を持って読んでみたのですが、さすがコーチの気付きや考えが満載の情報だらけで、コーチのコーチングはそもそも馬車を意味していて、目的地まで馬車で運ぶ、という意味内容が原点です。

教える、ではないんです、運ぶ、発想です。

後はたとえ話にもありますが、「人がお腹をすかせているときに魚を与えるとそれで終わり。魚の釣り方を教えれば一生困らない」という発想を最初に伝えることや、「勉強しなさい、練習しなさい、素振りしなさい、ではなくて、勉強すればどうなるか、今足りないことは何なのか、素振りしないと試合で打てるのか、などを気付かせること」など、参考になる点は多々ありました。

またイチロー選手の目標設定の大切さを書いてましたが、有名な話でイチロー選手が小学校から自分のなりたいプロ野球選手像があって、ホームランよりもヒットを打つ選手など今の選手像にぴったり合っているわけです。その過程には高校でこういった活躍を行い、中学校ではこういった選手になり、そして今はこの練習をする、など逆算して明確なマイルストーンが置かれて気付いていたわけです。この点なども参考になります、マイルストーンの明確性。

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