鬼ごっこでの、鬼の立場の優位性

どこかでみたのですが、目標設定と鬼ごっこの鬼は似ていると言う話です。
鬼ごっこの鬼だと、誰を狙っていくのか自分で決めれるわけで、どの辺に隠れているのかを探すのも
「木の陰に隠れてそうだからそっちを見に行こうかな~」とか言って威嚇してもいいわけですので、追っかけるほうは全体を見ながら思考を張り巡らせることができるのですが、逃げるほうはずっとドキドキしないといけないわけで、これは結構辛いし、逃げるためという目的なので、自分思考にもならないんです。

目標も自分でえいやと決めて、その目標に向かって試行錯誤と改善を行えるほうがずっと楽しいわけで、「主体的に行動を行う」だけで楽しみも結果も数倍異なってくると思います。そう考えると、司法試験始めたときからずっと、主体的に行動しかしてないような気もしますし、自己責任なので与えられた環境でベストを尽くすことしか思考がいかない、周囲に対して不平不満や改善を促すこともあまりしてないような気がします。

そういうわけで、仕事柄でもそうなのですが頼まれたら、
「はい、分かりました。」と笑顔で言えれば最高ですが、
ちょっと不安でも「はい、分かりました。ちょっと相談させていただいてもよろしいでしょうか?」
「はい、分かりました。明日まで時間をいただけませんでしょうか?」
「はい、わかりました。できる方法を調べてみます。たぶんあるはず。」みたいな会話になるんです。自然と。

当たり前なのですが、代表でもあるので、否定語の使用頻度は最小限、に自然になっているような気がします。
前向きで積極的な言葉を使うのが当たり前で、言霊でもないんですが、使う言葉や態度は自分の未来を左右するようなものかと思うので。

逆に、こういう言葉、

「忙しいので無理です。」
「今週はできません。来月も難しいです。」
「初めてなのでは難しいです。」
「あまりやりたくないです。」
「私がやらなければいけませんか?」

を自分では使う機会がないので、言われたときにすごく「どうしたらいいのだろう?」と結構戸惑います。
人はやりたくない仕事や苦手な仕事や難しそうな仕事を与えられると、嫌な顔をしたり、否定的な言葉を使うなどネガティブな反応をするのは、重すぎる負担から自分の身を守ろうとする事なのでわからないわけでもないんです、そんなものです。

ただ、いつもこの態度で使用頻度が多いと依頼されなくなるので、自分の未来の可能性を自分で失くしていくことになります。
仕事を頼む度にこのような反応が見られたら、頼む人はいやな気持ちになるので、やがて仕事を頼まなくなります。仕事を頼まれなくなるということは、人から必要とされなくなるということなので、目の前の障壁はなくなるのだけど信用や信頼がなくなります、これは結構怖い、と思います。

自分だけで言えば依頼を受けた仕事はやるし、すぐやって報告するのと、自分のタスクでなければ「OOに聞くのが正しい答えになるはず」と言うし、取引先なら無理難題でも「まずはやってみる、そのうえで報告を迅速に」が基本ベースなので、「今週はできません。来月も難しいです。」「初めてなのでは難しいです。」など言ったことがないんです。難しいの当たり前で相談受けるので。

これも当たり前なのですが、会社や自分の未来をより良くして行きたいのであれば、「能力を未来進行形でとらえて」積極的な言葉や態度で対応してチャレンジするしかない、と思っているので。たぶん鬼ごっこの逃げる役をずっとやると、この逃げる立場で物事考える習慣染み付いてしまってるので、そうではなく、「これだけおれはやる、どんどん任せろ!」と言い放って行動すれば結構変わります。そんなものです。

 

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