滴々成大海

滴々成大海。見事な作品です、安倍晋太郎さん、首相のお父さんです。奥様は岸首相の娘さん。

小さなしずくがいずれ大きな海になる、日々の1つ1つの積み重ねを忘れないという意味でいい言葉です。
ずいぶん前ですが、「人の3倍働いたら2倍結果は出る、3倍でるかはわからん」と言っていた社長さんいましたが、言われるとおりです。そして「人の3倍働いて10年経ったら普通の人の3倍は結果出る」10年という年月がポイントです、まさに、安倍晋太郎さんの滴々成大海だと思います。

そう考えると、「日々の1つ1つの積み重ねを大事にするほうがいいか、刹那的に流れに身をゆだねてあっちにこっちにふらふらするのがいいか」自ずから答えが出てきます。
ちなみにこの聞き方はダブルバインド。

ダブルバインドは二重拘束、という意味です。
2つのうちどちらを選びますか?ということを選択肢を選んでもらう話法です。ダブルバインドを行うことでスムーズにペースを運びながら、商談を進めることができます。アポイント設定でもよく使う1つです。朝と昼どっちがいいですか?のような聞き方です、ダブルバインドを使うと、そこから顧客の本音が出てくるので商談が進むから、非常に素晴らしい技術であったりもします、ダブルバインドだけでうまくいく可能性もあるけど、そこからの否定話で深い話もできるし、選択肢を用いて選んでもらうやり方はどんな場所や商談でも役に立ったりします。

例えばあなたに意中の人がいるとして、デートに誘いたいと思っています。でももし「デートしましょう」と誘うならば、相手からの返答は○か×の回答しかないでしょう。もし×だったら、残念ながらそこで終了となるでしょう。でも「今度飲みに行く?それとも遊びに行く?」という誘い文句ならば、既にデートすることは前提の上で、飲みか遊びに意識を向けさせることができます。

例:(アポ決まってないのに)明日かあさってお時間いかがですか?
例:(任せるきまってないのに)今月と来月、どちらでスタートしますか?
例:(何か仕事やると決まってなのに) 「OOO」、「××××」、どちらにしましょうか?

相手の意向は置いておいて、すでに同意しているものと決めつけて話し、別のところに意識を向けさせるため「二者択一」の質問をするという話ですが、ついつい相手はその質問に答えようとするため、相手の要望に同意していることを暗に承諾していることになったりもあります。

「日々の1つ1つの積み重ねを大事にするほうがいいか、刹那的に流れに身をゆだねてあっちにこっちにふらふらするのがいいか」。
爪はどんな環境でも磨けます、外部環境に依存だけして生きるのは最初楽な気もするけど、いずれ困ります。自業自得になるのなら、滴々成大海、自分を磨くほかには方法はないと思います。

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