ジョージラードさんの「観覧車に乗せる」

マラソンを行うと「人生はマラソンのようなものである」という言葉が本当に身にしみます。それもゴールが見えているようで見えてないので、とりあえずあの橋までは全力で行こう、その橋からは道が見えないけどまず橋まで行けば新しい道がきっと見えるはず、今までそんな人生だったしこれからもそんな人生だ、なんて思いながら走るんです。

この観覧車に乗せるも結構マラソンのような感じに捉えていて、「観覧車に乗せる」とは、お客を観覧車に乗せる感覚で車を販売していた、というジョージラードさんの言葉からです。
ジョージラードさんはシボレーをギネスに乗るくらいに売ったセールスの達人です。今日買った人は観覧車に今日乗った人です。彼の場合、一日に平均6人が乗っていったそうですが、どのようにして観覧車に乗せればいいのかを常に考えていく、そしてその観覧車はずっと回していかないといけないんです。

観覧車に乗せる、という比喩は、常にお客様を満足してもらい続けることに他ありません。

そして、観覧車に乗せて回っている間にも、
・次の観覧車に乗せる方を探し
・観覧車に乗っている方に満足してもらい
・観覧車から降りた後も、また乗ろうという気持ちをもらうこと
が大事。区別して考えるのがわかりやすいものです、そのためにはずっとマラソンですマラソン。

上手なセールスは、年中作物が育つ土地で種をまき、収穫するのに似ていますし、年中、種をまき、収穫していくというのはうまい比喩です。
ゴンドラに一台一台に人を乗せていく発想が大事。乗客を降ろし、また乗せ、観覧車を少し回し、次のゴンドラに人を乗せ、それを繰り返すと、乗客全員が新しい人と入れ替わるそしてまた観覧車を少し回し、席を空けては埋めていく、こんな感じなんです。絶え間なく観覧車に乗せていくイメージを持たないといけないんですが、このことは最初に営業やったからイメージわきますけど、今の営業だけではなく制作もマーケティングも仕入れも全部同じ感覚であって、常にゴンドラに入れていかないといずれは枯渇していきます。

そのためには「マラソンのような持久力、体力は必須」なわけです。結局ゴンドラを回す必要性はわかっていても行動に移せない、ものなので。

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