5S(整理・清潔・清掃・整頓・躾)の掃除のルール10か条といい会社の比較

きれいな会社で気持ちいい仕事でしたい!なので週の最初には、15分(9時15分~9時30分)で会社の掃除をしています。
内容は以下のとおり。

【1】 エレベーター前は丁寧に、来客があります。
【2】 打ち合わせ会議室もきれいに。来客があります。
【3】 デスクをぞうきんで拭く。電話、キーボード周りも。
【4】 いらないものを捨てること。
【5】 ゴミを分別して捨てる。
【6】 掃除機、ものをよけて掃除機を使う。
【7】 裏口の階段のところをホウキではく。
【8】 観葉植物に水やり、彼らも生きてます。
【9】 コピー機の紙が少なくないかチェック。
【10】 水回りは特にきれいに。水をためないこと。匂いのもと。 →「風水では水回りをきれいに」
 
みたいなことを給湯室に貼ってあったりします。掃除と聞くとイエローハットの鍵山さんの掃除を推奨する話なんかもすごく影響を受けているのですが、掃除をすることで環境への意識や会社組織への連帯性が生まれてきます。共用部分やみんなが使う場所に関してはみんなできれいにしよう、は言えば当たり前ですが技術志向といっても全員が全員仕事で関わるのかというとそうではないので、多少のグループ化やコミュニケーション希薄な同士も生まれます。
人間なので「合う合わない」ありますが、同じ職場はきれいにしよう、という意味です。

いい会社さんは基本きれいです、観葉植物は枯れていませんし、置き傘が散乱していることもないですし、訪問時に違和感がまずないどころか、「お!すごい!」と目を引くような何かが置かれていたり飾られていたりします。
工場なら先代の大きな社訓や「工場無災害連続記録」だったり、たくさんの受賞の数々など、そういうのを見るだけで「強い立派な会社」と感じるものです。

いい会社、と自社を比較して相対化させると、掃除だけではないのですが掃除1つ見てもいろいろ気付きが生まれます。掃除開始の時間通りに来ない子、いつも楽な掃除の仕事する子、いつも大変な掃除の仕事する子、あまり気付かない場所の掃除を一度依頼したもののその日だけやればいいなと思って翌週などはやらない子、見えないからと手抜きする子、期間の終わったポスターをはがそうとしない、それに違和感を感じない子、掃除1つでもこんだけいろんな発見があるのでその感覚で仕事も当然進む推定が働きます。昔バイトしていた工場では社長が来ると必ず「谷、お前ホウキもってこい」言って掃除してました、汚い環境では仕事ができない、工場なので5Sなどを必然的に知っていたように思います。

掃除は自分のためでもあるのですが、会社のみんなが使いやすいように仕事しやすいようにする行動なので、環境整備は使う人全員の職務に当たります。
掃除ひとつでごちゃごちゃ言うものでもないのですが、鍵山さんの書籍やトヨタの片付けなどの5S徹底してという本の内容をしっかり熟読すると至らないことだらけと、自分で発見して改善はできてもこれを共有していく文化の構築は実に難しいなと、頑張っても早くて3年はかかる気がする。これができてくると「自分では気付かないお客さん側の違和感」に興味関心が向くので仕事の品質も劇的に変わり、組織風土が変わるのだとわかっているけどまだ追いつかない。

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