永続的発展のための未来創造費用が利益

10年でお祝いもらいました、ごちそうさまです。
会社経営すると利益と言う言葉に敏感になりますが、利益とは「永続的発展のための未来創造費用」と訳します、この今解散する企業の場合には利益ってやはり問題にならないはずなんですが、これからも企業が存続して生きていくに当たっては未来創造費用が必要であって、そのための費用が利益に充てるという意味です。

起業はゴーイングコンサーンでないといけないわけで、明日会社辞めます、仕事辞めますと言えるのはスタッフだからであって、元々はスタッフの立場だったのでその感情は否定はしません。ただ会社組織になって事業になると今勝手に事業止めるとかなった場合に迷惑がかかる顧客がたくさん生まれるわけです。さすがにホームページがもう明日から使えません、ごめんなさい、なんて言えるものでもないですし、契約が残っている場合にはどうするんだなどなど。

ここで利益という言葉が出てきますが、利益=お金、というイメージがついて回ることは仕方ないんですが、利益を出さないといけないのはボランティアやNPO法人でも同じ、また利益がないといずれは単発的な取り組みで、永続的にはなりません。それだけ利益はいろんなところについて回ります。松下幸之助さんの言葉に

「利益を出すためだけの会社を行っているのではない。会社にはもっと大きな使命がある。利益を無意味に使うのではなく、一部は再生産のために使う、一部は従業員の生活向上のために使う、一部は設備へ回す、一部は税金として国家に還元する・・そうして国民全体として社会全体をよりよくする使命がある・・。」

利益がないと事業は進みません。仕入れが出来ません、生活出来ません、利益を考えることは未来を考えることと同じです。そして企業が未来を考え、新しいサービスや価値を創造するためにこそ、利益を上げる必要性が生まれます。利益とは、会社にとっても、お客様にとっても、社会にとっても必要不可欠のエネルギーと考えることができるわけです。利益は永続的発展のための未来創造費用です。
永続的に発展するには、試行錯誤するにも時間が必要、100発100中なこともないので、失敗しても倒産しない余剰も必要。だからこそ、自分のためのモノ的なものは興味なくて、コトに使ったり経験に使ったり勉強に使ったり人に投資に使うことこそが永続的発展ではないのか、と思ったりしているわけです。

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