新聞少年が一代で4903世帯の大家になった秘密の話

ジュンク堂で「売れてます!」にあったので何となく手に取ったのですが姫路の不動産王というのにびびっと来ました。姫路で不動産王になれるん?というのと、442億円の借金というのにも強烈なインパクトがあったので。
実際に読んでいくともううまくいく理由しか書いてないと言うか、そのまま同じように思考して決断して実行すれば同じように成功するのではと思います。

その中でも
「ここまで規模を大きくできたのもシンプルに買い続けてきた結果だからだと思います。買う前にリスクばかり目を向けていますが、入居者がきちんと家賃を払ってくれる物件を買ったらいいだけの話です。それ以上でもそれ以下でもありません」にはすごく納得です。借金で言えば事業家も借金を行いながら事業を回して拡大して事を成すのですが、借金する以上事業が成功すればそれでいいわけであって、1万円で競馬当たるかな、外れたら1万円損するというようなレベルとは自分でコントロールできる範囲も大きいのでほいほい負け戦決定にはならんわけです。

そしてすごいのが買ったら売らない、というのも納得で売却益を狙うのも当然戦略でありますが貸して賃料を生むことに徹底されているのもまた納得です。
当たり前なんですが、目標を見据えて年間家賃収入をいくら欲しいのか、と、その家賃収入をもって何をしたいのか、が明確だと戦略がぶれないですし、ここがぶれると何をやってもあかんでしょう。

まずは目標を設定していくことが大事で、目標と目的は違うのですが、目的は大きく大志を少年のように抱いてみてその夢に向かって実現する際に必要な項目を、目標として落とし込むと頑張る理由が生まれます。
目標を自分で設定した以上、目標達成のために毎日の行動をしっかり規律していくと、管理の方法もしっかり見えてきます。今週は現地に行こう、今日は別の会社に聞いてみよう、明日は商談を3件とろう、日々しっかり設定して後悔のない日々を送るのが、大家業でもやっぱり大事だと改めて感じます。

目標なき仕事は羅針盤のない海での航海と同じとか言いますが、羅針盤が目標、夢はその原動力になります。大きな夢とその夢の実現に向けた具体的な目標設定を行うことで日々の成長が実感できます。
また目標達成にはきっちりと「期限」という時間も切って、日々切迫感と緊張感を楽しみながら仕事です。

大家業ですごい結果を出す人はめちゃくちゃ多いわけではないとは思うんですが、何十年と続く人生ですごい結果を出す人の魅力は大家業の方でも、不動産であっても、経営者の方でも、お医者さんでも、学者さんでも、何かしら人を魅了する力や芯があります、本を読んでるとそんなことをいつも感じるのですが改めて感じました。

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