幸せとお金の経済学

幸せとお金の経済学

幸せの相対化、についてが納得する点がかなり多い内容でした。

相対化=なので他者と比較した上でその内容が固まる、のですが、昔なら今のマンションのような家に住んでいるだけで、それは領主さんのようなすごい住まいだったのですが、今は全くそんなことないわけでというものです。

試験なんかも相対化して「上位20%に入る」のような設定の場合には他者よりも上回ることを意識して勉強及び精進することがあります。

説明内容用語として、

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地位財
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他人との比較優位によってはじめて価値の生まれるもの。
幸福の持続性は低くなります。
(例:所得、社会的地位、教育費、車や家などの物的財)

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非地位財
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他人が何を持っているかどうかとは関係なく、それ自体に価値があり喜びを得ることができるもの。
幸福の持続性は高くなります。
(例:休暇、愛情、健康、自主性、社会への帰属意識、良質な環境など )

確かに健康は失って大事なものと気付きますが、健康への意識は他者比較でも得難いものです、他の人が不健康で自分が健康でも全く気にならないような内容のもの、という理解しています。

突き詰めて考えていくと、他者の批判を真剣に受け止めることは大事ですし、自分視点でなく他者視点で考えないとマーケティングも営業も、経営も、市場ニーズを無視したことは出来ない前提ですが、地位財に意識を集中しすぎることはそれほどいいことでもない、と言えます。

物質はいいですが、その欲求を「良質な環境」に向けられるといいのかもしれません。クレアネットは来月引越しなのでですが、引越先では男女ともにトイレが増えましたのでこれで混雑しないトイレ事情を獲得できることが実に嬉しく思っています。

そんな欲求に向けていくのが非地位財、また地位財も大事ですが半々くらいで。

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