[盛和塾] 機関紙マラソン 44号

[盛和塾] 機関紙マラソン 44号

もうダメだと言う時が仕事の始まり

物事を成し遂げていく本は、才能や能力と言うよりその人の持っている熱意や情熱さらには周年です。すっぽんのように離れないと言うものでなければなりません。もうダメだ、と言う時が本当の仕事の始まりなのです。
素晴らしい仕事を成し遂げるには、燃えるような熱意、情熱を持って最後まで諦めずに粘り抜くことが必要です。

【感想】

最近思うのですがスポーツでも受験でも、試験でも結構こういった
「もうあかん」状態が結構あったのですが、そこで諦めないとか、受験なら問題の中から
必ずヒントがあるとか、問いの肢から選択肢を絞るとか結構方法はあるんです。サッカーなら最後のロスタイムで
諦めないで逆転することもありますし、こういった「土俵際大逆転」の経験も実に大事です。

塾長講話 リーダーのあり方について

人格が作られると同時に、時とともに変化していきますであれば、変わらないような強固な人格を形成する人をリーダーに選ばなければならない。もし、権力の座についた途端に傲慢に陥るようなリーダーを選んだのでは、その集団は大変不幸な目に会う。
人格、勇気、能力の3つを兼ね備えていることが望ましいけれども、もし序列をつけるとすれば1番目が人格、2番目が行き、3番目が能力と言う順番だと言っているのです。それでも私は社員に対しては世界一を目指すと言い続けました。先人が歩いたことのない道を切り開きながら、世界でナンバーワンの会社を作っていこうとすれば、それは面白おかしいと言う考え方では不可能なのです。

【感想】

リーダーになるといろんな方を思い出しますが、私は創業者でもあるのでこの部分は常に意識してしまいます。
「創業者がたった一人になってしまってもまだやろうと思えるのかどうか?」
という思いは強みになるからです。アップルのジョブスさんなんかは、自分の会社追い出されても馬鹿にされてもマスコミに叩かれても
結局自分はやってやるとやりきってしまうのですが、このパワーなんかは常に感心するとともに自分に自問自答します。
そう考えると、自分の思いについてきてくれるスタッフ、取引先、株主やステークホルダーにはかっこよくあらないといけない、
そんな気持ちがふつふつ沸きます。なので人格をしっかり磨こうと。

経営の研究  東京大学名誉教授 溝口雄三

切腹や処刑をなぜ稲盛哲学の中核として見ているかと言うと、俺は被る責任を取る、
やる以上、何もゴタゴタ言わない、と言う不動心覚悟そして全力をそこに尽くす、果たすと言う精神に重なるからです。

【感想】

塾長の覚悟、についてありますが、塾長の熱意や情熱というものはやはりすごいわけで、
どこにその源泉があるのかとたまに不思議に思うことがあります。お元気に歌を歌ったり塾長講和を1時間話したり、
今回の世界大会でも元気そうでしたが、その力こそ、経営者のもっとも大事な部分。

中国シンポジウム 中国の経済発展について 稲盛和夫

それは、人間として正しいことを貫くと言うことであろうと考えています。
人類は世の東西を問わず普遍的な共通原理のようなもの思っておりますそれは人間として生きる上でぜひ
心がけるべきことであり、それは誠実、公正、公平、努力、謙虚、博愛など国境や言語を終えて、共有できることが多いように思います。

日本の場合は人生の目的、経営の目的といったものをはっきりさせ、自分のためだにだけ生きるのではなく
て世の中のために、会社のために頑張っていくと言うことが中止になっているように思います。

人の心とは、人生や企業への投資であるとも言えると思います。例え京都賞を設置される際に
私は利己の心を一生懸命に抑えて、社会の各階層の人々に貢献しようと思っています。

【感想】

中国の方も多く世界大会に来てましたし発表もされてましたが、人間本来の部分は国籍は関係ない。
そして、利他の心をもって、事業に必死に取り組む、それがすごく大事、私もいつか京都賞のような
世のため人ためになるような立派な賞や発見などをIT分野で作れるような人になりたいと思いました。

荒川商店 荒川鉄平氏

もし新規事業に対して良いアイデアがないのであれば、私は今の施設で運命の勉強されて、残っている資産を使って老人福祉施設、老人医療施設を何箇所かで展開されるのも1つの方法ではないかと思います。

【感想】

荒川商店さん、今は別の家具屋さんの傘下に入っていたので、詳細はなんともいいずらく
ちょっと割愛します。

井関総合経営 井関新吾氏

塾長は、当社の頃は、経営者と使用人と言う対立行動で表される最も原始的な資本主義形態であると指摘されました。そして、従業員を傾斜と対立する存在として捉えるのではなく、経営者も従業員も共に神輿をかつ形にし従業員全員が共同経営者だと言う意識にする必要がある。

この強欲が経営者と従業員の対立の根底にあると気づいた私は、従業員の全員に経営問答のコピーを配りました。

何のために仕事をしているのですか?と言うことを鋭く追及されました。そして一隅を照らすということを教わりました。

仕事を通じて世のため人のために尽くすという考え方に立てば、私がやらなければならない事業とは中小企業に元気をぶち込む経理がでなければならないと言うことでした。

私と従業員との関係は、経営者と使用人と言う利害が対立する関係ではなく、共通の経理には持ち、その使命を実行していく同士なのだと気付いたのでした。

従業員と一体感があって苦楽を共にできるような状態ができていると、相当苦しくても耐えて生きるのです。

【感想】

井関リーダーの発表です。

いつも勉強会で井関リーダーがコメントされている言葉が満載で、井関さんがそこいるかのように感じます。去年私が行った経営体験発表で
「一隅を照らす」話をされましたが、ここにルーツがありました。「経理屋」として企業を元気にする、これが一隅を照らす。

そして、経営者を社員が一丸となって苦楽をともにできればしんどくても耐えれます、ほんとです。これができれば、
少しくらい利益が落ちる、数字が落ちる、土日も夜も必死に仕事でもぜんぜん耐えれます。

そのような労使関係ではなく、お互いにともに経営者として全員参加の経営を行うように、経営者として経営を行いたいと思います。

井関さんのすごいのは「おれ叱られたわ~」と従業員にコピーを渡して「自分の失敗を隠さない」ことです。
十分に偉いのに、上の偉い人がこうやって失敗やミスを話ししてくれるとまた親近感もわきますし、全員参加にもなります。見習わないと。

(株)成瀬 福井誠司氏

酒類卸売業の機能と言うのは物流、金融、情報伝達、そして小売店支援の4つが主なものです。

【感想】

福井さん、今は岩手県議会の議員さんになっていたので、詳細はなんともいいずらく
ちょっと割愛します。

あの日あの時稲盛和夫氏 貴和皓山

とにかく人は好きなことを追求していくとどんどん純真になっていくものです。いわゆる、写真と言うものが剥がれていくのです。

だから、京セラ美術館も稲盛さんはもっともっと感性を生かしたレベルで考えておられると思います。

【感想】

京セラさんが京都美術館のネーミングライツを買ったのは知ってましたが、そもそも美術館を所有されていたのは知りませんでした。
利益を上げるのは当然、誰にも負けない努力も当然。ただ、美術館展示はどのように考えるのかですが、会社全体や社会全体にとって
こういった文化は非常に大事だと思います。企業の創造性、社員の感性などなど。

クレアネットでも絵画販売ドットコムという通販サイでECコマース運営してますが、

■ 絵画販売ドットコム
http://www.kaigahanbai.com/

企業購入者が実に多く、会社エントランスや打ち合わせ室、
そのほか病院施設や介護施設などに、というご相談が数多くあります。それも同じなのかなと。