[盛和塾] 機関紙マラソン 1号

[盛和塾] 機関紙マラソン 1号

塾長理念 無私の心が人を動かす

【抜粋】

無私の心を持っているリーダーならば部下はついてきます。
西郷隆盛は「金もいらない、名もいらない、命もいらないという奴ほど始末に負えないものはない。しかし始末に負えない者でなければ、国家の大事を任せるわけにはいかない」
という言葉を残しています。リーダーは私利私欲から脱却した自分の集団のために、というような大義に、自らの座標軸を置くべきです。

【気づき】

自分自身の心を照らし合わせてみると私利私欲で物事を判断していないのか、強い反省心が生まれます。KDDI創業のときに塾長は「動機善なりか、私心なかりしか」と自分に問いかけたと
言います。リーダーは大義を中心にした座標軸で物事を考えなくてはいけない、強く戒めました。

稲盛哲学に集う塾生のあり方を考える

【抜粋】

・動機善なりや、ということがポイントにならないと、一時的な成功はあっても永続しないということ。
・京セラの成功、成長は特別な技術によって伸びたのではなく、社員が一丸となる哲学かというものがあったから今日の京セラがある
・経営とか人生というものを学び取ろう、盗んでやろうでも結構ですから、素直になるほどと思って信じてくれればものすごく経営が変わる
・一番の問題は、まず月次の決算書が出てないところが多い。羅針盤を持ってないというか、月末に締めて10日くらいまでに数字が出なかったら意味がない。
・この社会を、そこに住む人たちをよく導いていけるのは政治家でも役人でもなく教師でもなく企業経営にあたっている人たちではないかと思うんです。

【気づき】

若い稲田理事が話す言葉は今と全くお変わりがないことにびっくりしました。また、月次決算書に触れられている点も今会計学など学ぶ内容の根幹であって、
全社員ガラス張りの経営がまだまだできてないと感じました。経営者こそ社会変革の担い手であって、会社は社会の公器である以上、経営の任に当たる人が立派でないといけない、改めて痛感しました。

塾長講話 物事をはじめるということ

【抜粋】

・塾長が京セラを始めるときに同志たちと誓紙血判を行った。時代もあるけどこれは重大なセレモニーであって、勢いをつけるというかここから先は
後に引けないという、物事を始めるには重大な儀式である。
・第二電電の場合には、電気通信事業が民営化され新規参入が可能というのは100年に1度のチャンス、そのチャンスに巡り合った偶然性、
この電気通信事業にいくらか知識を持っている偶然性、そこに声をかける奴がいた偶然性、その偶然の何乗かというまれなチャンスに
巡り合っていること自体が大変な価値であること、これで燃えないと男でない・・くらいのを何回もやった。
・勢いをつける、集う人たちの心の中に「よしやろう!」という燃え上がるものを植え付けるのが大事です。
・動機は公益性の高いものがあればいいですが、いっしょに働く人たちの幸せを考えるということぐらいはミニマムに考えるべき

【気づき】

・物事を始める際にはという冊子の第一号にふさわしいテーマでした。
何事も始める際には勢いと動機が必要です。今やる以外に何があるんだ、やる以上はもう引けない絶対に成功させてやろうじゃないか、という
勢いが大事なことは改めて起業当時のことを思い出し事業を今継続させていますが痛感しています。盛和塾をスタートさせる際にもやはり勢いと
無私の心や経営者が育ち、いい世の中になることという動機があったはずです。勢いと動機、得てして学びが深くなると動機の部分で、社会性
など大きな部分に目が行くのですが、最初1人や数人などの小さくスタートさせる際に社会性など言ってられません。
ただせめて、ついてきてくれた者たちには後悔させたくないという気持ち程度でも立派な動機だと受け取りました

イズム 代表小田倶義様 経営体験発表

http://www.ismgroup.co.jp/corporate.html

【抜粋】

・売上77億、利益7億、社員300名、資本金11億、創業11年(当時)
・12の会社、主要都市の専門店および百貨店約1200社と取引、直営店・インショップ5件
・二年に一度の新風、四年に一度の改革 をおこなう
・機能別に分社を行い社員を社長にするやり方はイージーな方向。社長になれなくても社長になるのと同じくらいの燃え方をさせるということは
もっと難しい。リーダーシップが必要。
・京セラでは全部部門別なので事業部制、なので契約書などもなし。

【気づき】

イズム様の成長ぶりが凄まじかったでびっくりでした。
時おりひょこっと出てくる塾長のご商売上の感想が大好きなのですが、
「与信もらっていると吹聴してだまくらかして取引するなんてのはぼくは賢いし立派やと思います」
などはまさにそれで、「機略に富んだ戦略は中小の時には大変必要なのですが、誠実というものがベースになければ絶対に失敗します」
というものまさにそれです。ご商売上でのこういった部分を敢えて強調しないのですが、ふっと納得し染み入りました。

インフラテック 松崎日出男様 経営体験発表

https://www.infratec.co.jp/
https://job.rikunabi.com/2018/company/r858961054/

【抜粋】

・今会社の売り上げは100億円ですが、セメント量をこれから20%、30%とあげていきその中の数パーセントを実際に御用立てしたと仮定しますと
数百億円の売り上げが増加する
・自社の売り上げとお客様に対するお役たちがつながっていく
・インフラテックはインフラとテクノロジーを合成した名前
・会社の本質は日本の籠縞とか九州などの社会基盤の整備
・事業をやっていくにあたって大切な部分は、優秀な人材の獲得と人材の養成

・(塾長)貴方が学ばなければいけないのは、なぜ親父が大勢の人を引き付けてきたかということです。

【気づき】

インフラテックさまは数年前の世界大会にも参加され、「うちでできるお手伝いはないか」と発想していくことで仕事が増え会社が成長した、
という趣旨のコメントされたのを覚えてます。現在グループで300億(リクナビより)、3倍規模にされていて、採用・育成も順調な様子です。
スマートな印象でも25年経過した今、松崎社長は3倍の企業規模に成長させてます。スマートな方が初代の人のような「まずやってみる」
「失敗は成功のもと」のような経験重視でガンガンやると元々スマートな方なので鬼に金棒になってすごいことになります。そのような方の気がします。

鷲北水産加工 鷲北昭雄様

【抜粋】

・流通にあってもやはり人間関係が非常に大事ということに気付きました。
・事業の中で上下の差別を作らず平等にという真面目さ、正義感も大事ですが会社という組織はトップが下に命令する形でないとダメな
ケースがあります。仕事をする場合には社長と専務以下という関係でないとだめな場合があります。

【気づき】

トップがアイディアを出すことができればぐっと会社を成長させることができる。
たとえ、組織内での違和感やパートナー取引企業や慣習などでの外から見た違和感があっても、アイディアや方法がうまく回ると仕事も
増え会社が活性化するのはこの鷲北水産加工さんの創業者さんのエピソードを見ると感じます。
フィロソフィで組織を一体化させることは大事、ただ、トップは先の先を見て「この商品はいける!」とか「こうしたらサービス売れる」
などスタッフではできない先見の明を見ることもすごく大事。三代目鷲北昭雄さんのコメントなどから逆説的にですが感じました。

【盛和塾概要】

・盛和塾ではハウツーは語られません、経営者が持つべき哲学、人生観、価値観を学びそれを真に自分のものにしようとする場なのです。
・日本の将来のためには企業の経営者はしっかりしないといけない。
・事業の隆盛と人徳の和合を図り、次代の経済界の担い手として国際社会に通用する模範的経営者たることの認識を深め、かつそれを実践する。

【気づき】

規約の目的抜粋がありましたが、日本国憲法前文のような、高貴で崇高な理想を目指す文章の美しさがありました。

活動報告

・パソナ 南部さん
・クイック 和納さん
・エン・ジャパン 越智さん
・千房 中井さん
・アサヒペン 田中さん
・アンリシャルパンティエ 蟻田さん
・オプテックス 小林さん
・六甲バター塚本さん
・イマジニア 神蔵さん
・フォーバル 大久保さん
など上場企業や大阪でも有名な企業さんなどの名前が連なっていて、盛和塾の学びは多くの企業でも取り入れられているのだと感じました。